ライフ イン スウェーデン

スウェーデンでの日々の雑感、旅行記、サッカー観戦記、などなど。

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松井とイチロー

野球なんか誰も興味が無いスウェーデンの地上波で野球を見ることはなく、ニュースはネット、プレーはMLBのサイトもしくはたまにYoutubeでみるくらい。

ちなみに私にとって1番のスポーツはがきの頃からいまに至るまで野球である。

今年はMLBのニュースを見るのはちょっとつらかった。どうみても落日の二人の偉大な選手の数字である。

当たり前だが、スポーツ選手は現役のうちはそのアスリートとしての能力に給料が払われており
他の選手よりも見劣りがするとなると当然レギュラーからははずされ、給料もさがり、そして契約も解除される。

スポーツ選手の寿命はそのスポーツの種類にもよるが、野球だとだいたい40歳で殆どの選手が引退。
40こえて現役、というのはまさにすごいことである。そもそもその年まで首にならずにプレーできて、さらにその年でも給料をはらう価値があるということだからである。

そして、30台後半にほとんどの選手の場合で成績が下降する。

どんなスーパースターでも、である。

まずは松井選手。レイズというチームに契約にこぎついて、早速ホームランを2本打ったのは胸が熱くなった。
しかし、その後の成績はさっぱりで、さらに足の負傷、18打席チャンスでも凡退を繰り返したのなら、もうこれは球団としては彼を(戦力として)雇う理由は全くなくなっただろう。

そして、昨日の解雇。当然の結果といっていいだろう。

そして、イチロー選手。彼は、日本のプロ野球の歴史上、そしてMLBの歴史上、最も優秀な日本人選手であったことに異論は(あまり)ないと思われる。

日本での連続首位打者、最多安打記録。MLBでの最多安打記録、首位打者、MVP,つみかさねた安打数、そして守備での記憶も含め。

そんな彼も年間200本安打の記録が昨年途絶え、今年の打率は2割6分台。
マリナーズにとっても彼の存在は非常にやっかいとなってきた。

打てない理由は彼自身が一番わかっている、とおもう。テニスにたとえられた彼のバットコントロールの技術が衰えたわけではないだろう。MLBの最先端で数字を残せるだけの、視力、動態視力の微妙な衰え、そしてほんのわずかな筋力の低下という要素でいままで保ってきたバランスが崩れてきた、と想像している。

私は彼のプレーを生で日本でもMLBでも見たことがある(もう10年以上前だが)。打席に入るまでの一連の動作に、いかに技術的な職種でルーティーンを続けることが重要か、ということをまざまざと見せ付けられた。

彼の最近の打席に入るまでの動作を見たことは無いが、きっと10年前と全く同じだと思う。

そして、彼は今年優勝が狙えるチームへの移籍を志願して、ヤンキースに電撃トレードとなった。

ヘルメットをとってファンにお辞儀をした彼の姿をみて熱くなった。
同時に、彼の髪にあれだけの白髪がまじっていることをはじめて知った。

彼にとって今回の移籍はまさに職歴の最後を鮮烈に彩るものとなるだろう。

移籍したら打率が突然アップするなんてことは考えられない。そして、あの彼が守備と走塁で存在価値を保つ時期がヤンキースで続くかどうかもわからない。

今年の彼のワールドシリーズ優勝への挑戦は、彼のキャリアの、いままでの野球人生の締めくくりとなるだろう。

来年彼がヤンキースと契約できるかどうかもそれにかかっているだろう。

松井選手のとる道は、このままFAとしてアメリカに残って次のチャンスを待つか、日本に戻るか、引退するかである。私は彼の豪快なホームランも特殊な人間性にも強く惹かれていた。彼の選択を見届けたい。

イチロー選手には輝くチャンピオンリングをこの秋につけてほしいものである。

追伸。ヤンキース黒田投手の頑張りには脱帽である。

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雑文 

私の通勤路線バスは田舎を走っており、両側に牧場が広がります。
おもわず、おーまきばーはー みーどーりー を歌いたくなります。
毎日放牧されている牛や馬を見るのが楽しみです。白に斑がついた馬もいてへーこんな色もあるんだ、と感心したりします。途中で幅の狭くなった湖を橋で渡りますが、水面が静かなときと波立っているとき、朝日や夕日が輝いているときなど日々異なる景色が楽しめます。

2回しか行ったことないけど、北海道がこんな感じですかね。

札幌とこの国の首都、どっちがいいか?
もういうまでもないですが、鮭オンリーよりもお造り盛り合わせ、ザリガニよりも毛蟹、のびたパスタよりは札幌ラーメン、豆スープよりはちゃんこ鍋、てところでしょうか。

と、とりあえず落としといて(笑)後は知人研究者向け雑談。





夏休みシーズンでこの国は機能してませんが、研究機関も同様。
ほかの国の研究者は3-4週間休みとるんでしょうかね?
この国は当然とります。おかげでそこで進んでいるプロジェクトもストップてことはざら。
この国に来ている研究者にとって、一番頭がいたいのは、自分以外の要素で全く研究が進まないこと。
(これはボスの国籍、スタッフの国籍、研究の中身などでまちまちですが一般的な場合)
プランを立ててそれをお伺い立てて進展状況の報告や別の部署が絡んでいる場合の会議、いろんなことがちゃっちゃといかないし、もし実験のある場合などは試薬や必要な物品の入手でもいらいらさせられます。
共同で実験をやる人がいる場合はその人の働きっぷりにも左右されます。ラボごと別の町に引越しせざるをえない、ということもありますね。私が知ってる最悪のケースは、研究の助手が腰痛で突然数ヶ月消えて替わりがいなくて研究自体が時間切れ終了というケース。気の毒でなりませんでした。この国は基本的に代理はたてません。長期の休みなど建前で立てる場合もありますが、責任のかかることは一切やらないのでいないのも同然。お役所さんもそれやっちゃうのでもうあきれ返ってそれがなれっこになってそのまま麻痺してしまいます。話を研究に戻すと私はそういうネガティブな面を最初の数年で散々見てきたので、留学先としてこの国が本当にいいのか、各人しっかり考えたほうがいいんじゃないか、と思っておりましたし今でも思っております。大体予定の留学年数で満足のいく結果を残した人はラッキーで、滞在期間を延ばす人はよくいます。中には、すいすいうまくいって、速攻で論文を仕上げる人もいました。まさ「持っている」かどうか、に、「運」に左右されます。もちろんどの研究自体もそんなものなのでそれは当たり前ともいえますが。
じゃあ、運だけなのか、もちろんここに来るまでにどれだけ実力を蓄えてきたかのほうがもちろん重要です。ほとんどの場合ポスドクなのでそれはクリアーできている人が来ているとは思いますが。後はいかに積極的にいくか、ということも大切でしょう。後は、とにかくでかい山を当てようとしている人には、保険は絶対かけたほうがいい、ということです。小さい結果でもそれが形となって論文1とカウントされるのとそうでないのでは大違いです。帰国して最初に聞かれるのは、で、何本論文かいたの?でしょうからね。

で、私事、私の研究のメインはレトロスペクティブなコホートスタディーであり(しかしながら以前はこちらでもきちんと現場でピペド仕事もやってますよん)これは当たりました。なぜなら、この国のデータ管理はなかなかしっかりしていて、私はいまいるところでも自分の部署の書庫、セントラルアーカイブでマイクロフィルムに移されたデータ、以前住んでいた町の端にあったコミューンアーカイブでの情報収集、そして端末でのアクセスと、やる気されあれば前に進めるし、ただ、膨大な時間がかかるためやる気がなければまったくやらないので、先人のやるきのなさに助けられて貴重なデータが手付かずで置いてました。もちろん、情報を得るために飛行機に乗って別の施設に行って数日間データを収集したこともありますし、そもそもスウェーデン語が読めなければデータも集められないので、誰にでもできる、というわけではありませんでしたが。そういうデータでええ仕事ができたのですが、私の近い者に「棚ぼた論文」といつもDISられております。違う、棚をあけたらぼた餅があるわけでなく、そこの倉庫にぼた餅の原材料おいてるから勝手に作ってもええで、というものでした。
ところで、去年は今までやったことがない分野の研究に挑戦して、それが今年形になりました。時間はかかりましたし、みなさんが花見をしていた休日に職場に弁当をもっていって朝から晩までデータを収集解析したのはいい思い出です。それも自分から違う部署のボスに、やる気はあります、なにかネタありますか?と聞いたら、前いたやつにやらせようと思ったら数週間やってちょっとだけデータあつめて放置されたネタをいただき、それが大きな山となりました。たまたまですがその分野では前いた施設は世界的に有名だったそうでそんなことはカケラも知らなかったのでまあラッキーでした。で、その続編をしあげるべくたまに前いた町にこっそりいったりしてるのは秘密(笑)なんですが、共同研究者から音沙汰なしでストップしておりました。で、先日メールをみたら、アメリカのとあるえらい(であろう)人から、2000年に出したその分野の成書のセカンドエディションを出すプロジェクトがあるから、1チャプターを書いてくれんかね、という内容でした。最初は冗談もしくは詐欺かと思いました。実際、研究者の欲求をくすぐる詐欺まがいの誘惑はよくあります。有名なのが紳士録商法。私もWHO'S WHOという紳士録に名前と業績がのっているのですが、それからしばらくは、今なら25%引きだの記念のたてがつくだのしつこかったけど全部無視したので実際その紳士録を手に取ったことはないです。後は、きいたこともない国際会議の座長よろしくだのしらない雑誌のレビューかいてだの、エディターよろしくだのそういった類です。で、今回のメールもそうかなと思ったけど、具具ってみたらその教授は実在するしその本も実在するし、これってマジかよ、ということになりました。私の論文がその方の目に留まったのでしょう。実際その本を借りてきて、自分がかくチャプターもとりあえずコピーしました。で、もちろん自分ひとりでは全く無理なので去年からの共同研究者に打診、GOサインがでて、そのチャプター執筆に挑戦することになりました。無謀かもしれませんし、ある意味その分野の専門家の方々に失礼かもしれませんが、光栄なことだし、私に失うものはないし、このようなチャンスはめったにないし、この経験はこれからきっと役に立つでしょう。やはり新しい挑戦は刺激的で今日は了承しますメールを送ったりしてアドレナリンがでまくって夜は疲れ果て何もしてないのにすでに燃え尽きたやぶきじょう状態でした。で、今日はどうせ何もできないのでとりあえずこの雑文を書いて、明日から気合をいれようという算段でした。私のモットーは、ころんでもただでは起きない(そもそもこの国にいることじたいが、、ジャミラ)。そして、積み重ねた実績の上にしか自分の場所はない(昔、おまえ勉強しなければいつまでもバカのままや、といわれたことがきいてますな)、それだけです。あと、私は研究で給料をもらっているわけではないので、現場での仕事のほうが重要なので、それについても心をひきしめておかないといけません。




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NO LIFE IN SWEDEN

7月20日といえば日本では夏休みが始まる日かな。

こちらは、はい、夏終わったって感じです。

私のマイミクさんが、「春 梅雨 秋 冬」とうまいことをいってましたが、そんな感じでした。
今年は一度も泳ぎたいと思った日は無かったですね。これからさらに暑くなることもないだろうし。

先日、夕方7時過ぎにバス停でバスを待っていたら、日陰だと寒くてたまりませんでした。
Tシャツの上にオーストラリア、ワラビーズ(ラグビー)のジャージ着てたんですけどね。
今日からはさらに上に着てます。

今週は2回ランチをレストランで食いました。
というか、月曜日と木曜日に職場に戻ってきた上司が下っ端に召集をかけたのでいったんですけどね。
月曜日は、わざわざ屋外のテーブルで食べて、そのテーブルが日陰だったので
まじで鳥肌立てながらランチ食ってました。木曜日は日向だったのでなんとかなりましたが。

面白かったのが木曜日。最初は別の店に行く予定が
その店にはどうやらパンケーキがない、という情報がある。念のため別の店へ、
というショートメールが流れてその店にいったら、その店にも夏だからパンケーキがなかった。なぜ夏だからパンケーキがないのかは不明だが。

店の親父(中国からの移民)が、パンケーキよりもこっちのほうがうまいぜ!といいながらハンバーグのようなものとゴハンにトマトソースをかけたものをだしてた。

親父、やっぱわかってないよ。スウェーデン人にとって木曜日のランチといえば、パンケーキに豆スープと相場がきまってるんだぜ。うまかろうがまずかろうが、そんなことはどうだっていいんだ

(ま、ちなみに私ははじめからパンケーキも豆スープも食べる気なかったから関係ないのだが)

というわけで、そういう細かいことも含めて、移民がこの国の文化を継承できる、なんて私はこれっぽっちも思っておりません。

話は飛びますが、モロッコ人の60過ぎのおっさんと話をしました。6月ずっとモロッコに帰っていてこちらに戻ってきたところ。

スウェーデン語はぺらぺらなのでいつからこっちにきたのか?と聞くとけっこう前からとのこと。
なんできたの?と聞くと、モロッコでは貧しかったからだ、との事。

で、お前は中国人か?と聞かれたので日本人だ、といったら、おい、なんでわざわざあんな良い国からこんな国に移ったんだい?と不思議そうに聞かれました。

「この国は、NO LIFEだ。」

そのおっさんは言いました。え、どういうこと?例えばモロッコと比べてどうなん?と聞くと

「モロッコには、綺麗な海があり、おいしい魚があり、いかした連中がいて、生活が楽しいんだ。
それに比べて、この国、なんにもありゃしないNO LIFEだ。」

と。じゃあ、なんでスウェーデンに住んでるんだい?モロッコに住めばいいじゃないか?と聞くと

「貧しいから住めないんだ」

とのこと。

まあ、モロッコ人にとっては、目の前のしょぼい大きなみずうみ、しょぼい魚、冷たい(笑)現地民といきるスウェーデンでの生活はあまり楽しくなかったのかもしれない、が、それでもやはり貧しいアフリカの国で生きるよりは現実的にこちらのほうが「生きていける」ということなんだろう。

私もモロッコに日帰りでいったことがあるが、もう二度と行かなくてもいいかな(笑)というところだった。カーペット屋で監禁されたことは今でも忘れられない。ま、あの貧しい国とこの国ではベースラインが比較にならない。そりゃ、この国で生きる機会があればここで生きるという選択はわからないでもない。

このおっさんが抱いている思いは、アジアや中東、アフリカからの移民の多くが抱いている感覚として普遍性があるように思う。タクシーに乗ると移民のドライバーがスウェーデンについてぼろくそに言うのは定番。

(ただ、文句をいいながらも楽しそうに子沢山で生きているのではあるが)

こちらにきて本国とはレベルが違う生活の恩恵を受けておきながら(その金はもちろん他のスウェーデン人らが稼いで国や地方自治体に納めたお金であるが)不満しかいわない移民を受け入れてスウェーデンに何の得があるのか。。といつもながらしみじみ思ってしまう。あと何年この社会が余裕をかませることができるのか楽しみである。






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島を歩く

ストックホルムのいいところとして、目の前に島が沢山あり(アーキぺラゴ)そこにボートが出ていて手軽にいけるところ。こちらにきた年の夏も色々いったのだが、今回は前回もいった島UTöへ。

ストックホルムからだと電車、バス乗り継いで船乗り場へ。そこから船で40分。

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船の上はさすがけっこう寒い。途中から中に入った。



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上陸



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ちょっと行ったところに鉱山博物館(小さいが)があり、その前においてあったトロッコ。



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看板を読んでいて、感動した!
この島の炭鉱で、リチウムの原石が発見されたとのこと。
WIKIより引用
1800年、ブラジルの化学者ジョゼ・ボニファシオ・デ・アンドラーダ・エ・シルヴァによってスウェーデンのウート島の鉱山からリチウムを含有した葉長石 (LiAlSi4O10) が発見された。



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その旧炭鉱跡


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島の家屋とこちらでの移動で重要な荷台が前にあるバイク



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そして、島を歩く。


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バルト海側(島の反対側)



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島の小道、ちょっとしたジャングル気分。ワイルドな気分。杉ちゃんのことを意識しながら歩く。



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看板、島の反対側にでてさらに島の北東のてっぺんまで到達。
そこでおにぎりとパンと2.8%のビールでランチ。


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島の羊たち。


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3時間ちょい歩き倒したので、早めに船に乗って帰路へ。ヨットとすれ違う。

といった、島と海とリチウム初めて物語でプチ感動したショートトリップでした。

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トムクルーズ離婚 夫婦円満の秘けつは? など

最近がっかりしたニュースと言えば

トムクルーズ離婚。

トムクルーズとたまたま会った昨年ミュンヘンのぶろぐはこちら

まあ、彼にとっては3回目の離婚なのでたいしたことではないのかも。

うれしかったニュースといえば

香川選手、マンチェスターユナイテッドに入団。

プレミアリーグのシーズンが始まってからの土曜日の午後のスポーツバーでの観戦が楽しみになりました。

スウェーデン関係のニュースで興味をひたものといえば

。。特に何もないんで、今適当に検索したらこんなんヒット
夫婦円満の秘けつは平等な家事分担にあり?スウェーデン研究
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2885903/9166688

男性が家事をきちんとやることで女性のストレスが減る、ということはわかったけど
じゃあなぜ男性が家事を半分受け持つスウェーデンの離婚率がかくも高いのか?という疑問が生じただけでした。
殆どの場合女性が働いているので離婚後もお金の心配はあまりない、とか、いやになったら離婚、とか、子供のことはどうでもいい(こちら参照)、とかいろいろ検索したらヒットしました。おもしろかったのはこちら.
スウェーデン人男性が退屈かどうか?は知りませんが、こちらの人がパートナーの日本人女性に聞くと、(日本人男性に比べ)やさしい、家事を半分やってくれる、という話はよく聞きます。まあ、そんなスウェーデン人男性日本人女性カップルも今後別れる可能性は決して低くはない(実例も多数)のですが、多くの日本人がこの国で幸せに生活できればそれでいいと個人的には思っております。

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Disラー総統の寒い夏の一日

Disラー総統が、もと隣人ご夫妻らへの暑中お見舞いと称して再登場
内輪受けの性質があるので一般の人向けではありません。

不規則な勤務で目の下に熊をつくって朝帰宅のために電車に乗る。
電車の時間が夏時間のため、乗り継ぎの駅でたっぷり待たされる。
7月上旬にして、曇りで風も強く、長袖をきてないと寒い。

昨夜のことを思い出す。冗談抜きで、酷い有様である。夏仕様だから特に酷い、前いた町もこの町も、この時期マンパワーがまったく足りてない。恐ろしいくらいに。夏にみなさんもれなく3週間から4週間の休みをとるので、職場のマンパワーが文字通り半減(笑、いごとではないのだが)というわけで、このような事態が毎年この時期そして、冬に訪れるのだが、それでこの国は回っている。根本的に解決の仕様がないからである。機能を集約させておいてそこですかすかですからね。ほかに選択肢なし。(この件に関してはこれ以上語るのは面倒なのでいつものようにつっこみなしでよろしく)

帰って寝て午後におきて、近くのモールへ。
スウェーデンのモールは、どこにいっても同じようなチェーン店が入っていて、似たような外食店が数件入っていて、まあ、いつものことながらときめき度数0.それでも空腹を満たすためどこかに入ろうかと思っても、いつものごとく消去法でマクドナルドへ。
移民の皆さんで溢れた店内。忙しいとバイトのお姉さんのキャパの上限にあっさり達する。マクドよりも酷いのがストックホルム駅近くのMAX,要領最悪で散々待たされたことがある。今日は、追加で頼んだチキン、出来たら呼びますといってもまったく呼ばれないので、まだなんでしょうか?といったらやっぱり出来てた。店内にある電子レンジでは移民のおばさんが、なにやらふかした芋のようなものをチンしていた。いったい何を食べているのやらマクドで。中国のIKEAのレストランが老人の憩いの場所になって困ったみたいな記事がありましたが、ここではマクドがそんな感じか。特筆すべきはバイトのレジのお嬢さんがかわいい、ということである。

可もなく不可もないハンバーガーセットとまあまあおいしかったチキンで腹を満たして、おまけのグラス五輪バージョンをゲットして、そのあとスーパー、ヘムショップにいってもやはりときめき0.買ったのは、炭酸水、オレンジジュース、カシューナッツと2.8%ビールだけ。この国ではビールや酒のあてのお菓子すらまともなものがない。似たような(低)レベルのポテチがならび、たまに他の菓子を試しても塩辛いだけで結局むなしくなる。結局ポテチとカシューナッツの2択。袋に入れるキロあたりいくらでうるタイプのお菓子もすでにあきている。職場のFIKAの部屋においてあるが、最近ではむしろ刺激をもとめてラクリスをあえて食べたりしている。

「選択肢がないことが豊かなのかなっていうふうに思います。日本はいろいろ選べるものが多すぎて、目移りしちゃったり。デンマークにいると、すごくシンプルに自分の欲しいものが見えてくる。何が重要かってことがはっきりしてくるんだと思いますね」
といってるシトもいますが、どうやったらそんな賢者モードになれるのか教えてほしいです。贅沢はいいません。もちょっとまともな外食店と酒のあてが欲しいだけです。
「[北欧現地インタビュー:ライフスタイル編] 「衣」「食」のニーズが異常に低く、 「住」「旅」が高い|幸福度ランキングトップの北欧3か国に行って、 幸せについて聞いてみたhttp://diamond.jp/articles/-/20497
日本でB級グルメの私のニーズが特別高いわけではないのです。この国が異常に低いのです(笑)幸福度ランキングトップの北欧で私も幸せになりたい!

というわけで、モールに行っても、食べあきたハンバーガー、買うものがないスーパーで逆に不機嫌になって帰宅。はやくこいこいDisラー総統の夏休み。

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IKEAの節税

新聞ではなく今日のテレビなんですが
こちらのSVT1という国営放送の20時からの番組で、IKEAについてねちねちと追っかけておりました。

まず、IKEA
IKEAといえばスウェーデン
スウェーデンといえばIKEA

しかし、「厳密に言えば法的にはスウェーデン企業ではなくなっている」
詳しくはこちらを参照(後述の如く若干状況は変わっております)

(引用)イケアグループ全企業の親会社――全世界 235 店舗あるイケアのうち 207 店のオペレータ――はインカ・ホールディング(INGKA Holding B.V.)で、オランダで登記されている非公開企業となっている。(引用終わり)

まあ、理由は言うまでもないですね。スウェーデンの税金逃れなんですが。

で、創業者イングヴァル・カンプラードはとっくに所有権を放棄しており、スイス在住。

しかし、上の引用でもかかれれているように、支配力は保持、そして一族にお金もきちんと回るようになっております。

INTER IKEA
(引用)
支配権はがちがちに固められているイケアだが、お金はそうではない。カンプラード氏は、所有権と支配権が変わらないようにする一方で、資金を同社から引き出すための裏口を用意しておいた。イケア (IKEA) の商標とコンセプトはインター IKEA システムズ社が保有している。これもまた非公開のオランダ企業だが、インカ・ホールディング・グループには所属していない。この親会社はインター IKEA ホールディング社で、この企業はルクセンブルグに登記されている。そしてこの会社は、こんどはオランダ領アンチル諸島 (訳注: カリブ海の南端、ベネズエラ沖合あたりと全然離れたハイチ近く。植民地時代にオランダがいいとこ取りをしたのが見え見えの島嶼群) にある同名の企業に所有されており、この会社を経営しているのはキュラソー (訳注: アンチル諸島の一つ) にある信託企業だ。この受益所有者がだれなのかは秘密だ――イケア社は公開を拒否している――が、ほぼまちがいなくカンプラード一族のだれかだろう。

  インター IKEA 社は、イケア店舗のそれぞれとフランチャイズ契約を結んで収益を得ている。この契約は実にオイシイものだ。イケアによれば、すべての契約店舗は売り上げの 3 パーセントを支払うことになっている。(引用終わり)

今回のテレビとレポーターが追っかけていたのは、このルクセンブルグのインターIKEA(殆どオフィスは空)と、その上位に存在する Interogoというリヒテンシュタインにある会社です。ロイヤリティー3%というのがけっこうな額で、それが税金天国リヒテンシュタインに回ってスウェーデンには還元がない、どういうことだ、と。

これについては以前すでに報道されていたみたいですが(英語記事Ikea founder admits to secret foundation)(スウェーデン語記事Ingvar Kamprad gömmer Ikea-miljarder i skatteparadis)私がテレビの報道で見たのは初めてでした。

Interrogoのオフィスでは、レポーターが、そのような質問には答えられません、と冷ややかに対応されており、そしてクリスマスの夜、創業者にアポなし突撃インタビューを試みた彼、あなたは何故大金を税金天国に隠しているのか?とつっこみをいれて「おまえは頭がいかれている」と創業者にぶちぎれ発言をさせていたのが印象的でした。

いろいろ記事をチェックしましたが、どの記事でも、IKEAもオーナーもなんら「違法」なことはしておらず、単に一番自分達と企業に一番利益が上がる方法を色々模索していたら図らずも国際企業になってた、という感じですね。

このことについて、前述の日本のブログでキチンと説明してありますので参照イケアの企業構造は、そんな人倫にもとる代物ではないのですよ
(引用)さて、その税金逃れをしていることでだれが損をしているかというと……実はあまりはっきりしない。(引用終わり)

私も何故、SVTが必死でIKEA創業者つぶしに走っているのかよくわかりません。
あの独裁者の国、北朝鮮ですら開店をたくらんだ、なんてイメージを落とすための北朝鮮パレード画像まで登場してました。
おとなしく、スウェーデンで税金はらわんかいわれ!といっているようにしか見えませんでした。

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Tyresta National Park

ストックホルムの南にある国立公園Tyrestaを歩いてきました。
日本語で検索したらそれほどヒットしませんでしたが、手軽にいける場所なんですけどね。

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いきなりバスに乗り間違えたり乗り換えをミスったりと失敗を重ね、公園までまず6キロばかり歩くはめに。
写真の看板は車でお越しの時に目印になるかな。



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看板の写真。左下の端が公園入り口。私はStensjonまで歩きました。


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音楽を流しながらお嬢さんがたがチャリで抜かしていきました。



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看板


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広場とメイポール


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牧場の馬は服を着てました。寒いからかな?



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さあ、森の中を歩いていきます。



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最近雨が良く降っているのでけっこう水溜りが道をさえぎってました。



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分かれ道。私はさらに東へ。大きな湖をめざします。



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しかし、景色が突然大きく変わりました。まるで荒野。
殺伐とした景色の中を、ほんとうに湖なんかあるのか、という疑念が起こるくらい歩きました。

私の頭の中には、映画バベルの、メキシコとアメリカの国境の荒野がイメージされました。
そこまで暑くないのが北欧の夏のいいところですが。

(で、後で知ったのですが、1999年に大規模な火災が起こった場所でした。焼け落ちたあとにまた新しく草木が生えてきたところ、という感じです)

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湿地帯へ。



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そして湖へやっとたどり着きました。



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ピクニックしていた彼らはドイツ語を話してました。ほかにも英語をしゃべっている人たちともけっこうすれ違いました。犬を連れていたり、家族連れだったり、カップルだったり、草履だったり、自転車を引いていたり、はだしの人もいてびっくりしました。ベビーカーをおして回れるコースもあり、表示されてます。この湖まではベビーカーではちょっと難しいですが。



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目的地が湖というのは、気分がいいものです。



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帰路。荒涼とした景色は逆にこの公園の名所となっているとのことでした。



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牧場のエリアへ戻りました。アイスクリームを売っていたり、生ソーセージを焼いて食べたりできるそうです。



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バス停近くの草花


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公園の入り口です。
やはり自然の中を歩くのは気持ちがいいものですね。




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