今日はまず、以前いただいたコメントをそのまま紹介します。
スウェーデンへ旅をされた方の貴重な体験記です。
(引用開始)
はじめまして
私は最近Maggie Q2000さん のブログを知り 更新されるたびに ワクワクしながらブログを読ませて頂いています。
気になった発言がありました。
迷いましたがコメントします。
否、しなければいけないと思いました。
『 ところで私のアドバイザーが最近のブログへ一言「あんま調子こいとったら痛い目みるで」とのことなので、あまり調子にのらないようにします。 』
誰ですか そのアドバイザーさんってのは?
なにも分かっていない人です
本当に足を引っ張る人ですね。
私はそのアドバイザーさんにその言葉をそっくりそのまま言い返してあげたいです。
とにかく悲しくなりました。
そのアドバイザーさんのせいでMaggie Q2000さんがブログを書かれなくなったら嫌ですので。
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昔から私はスウェーデンと云う国はテレビや雑誌の情報などで素晴らしい国なんだ。と思っていました。
友人なども北欧の国のイメージはとても良く 憧れている人間も多いです。
私はスウェーデンや北欧のメタルが好きでして、昨年ちょっとしたキッカケでメタルフェスに行く機会がありスウェーデンに行きました。(英語は喋れないのですが行ってみました)
そして実際スウェーデンに行ってみて、あれ?ん?なんか。。。 思っていた国と違うな と感じました。
とりあえず街汚い。。
そしてボロい服のおじいさんがゴミ箱漁ってました。
スウェーデンって福祉の制度が充実した国じゃなかったっけ?
私は駅前の灰皿の前でタバコを吸っていたのですが、みんな普通に道にタバコを捨てていました。
すぐ近くに灰皿があるのに 手を伸ばしたら届く距離なのに。
う~ん意味がわからなかったです。
日本でも吸い殻を道に捨てる人はいますが、さすがに近くに灰皿があるとしたら みんな灰皿にタバコを捨てている気が。。
そして道路をよく見るとゴミや吸い殻がびっくりするくらい落ちていて、汚さに引きました。
あとバーガーキングの前のセブンイレブンの前でタバコを吸っていた時は、通行人に持っていた携帯灰皿を珍しがられました。(スウェーデンでは売ってないのかな?)
だからみんなポイ捨てするのだと納得!
ん?イヤイヤあかんがな(笑
まあ朝に掃除する仕事の人がいたので納得しましたけども。
あと、ストックホルム中央駅の中のネットが出来る場所で、イスに座りながらメールをしていたら、後ろから兄ちゃんに話しかけられ、何かな?と思ったらお金くれ!と たかられました。
もちろん断固拒否しました。
イスを蹴飛ばしたりしてかなりヤバい奴でした。
その直後、嫌な気分でしたが、リセットする為に、すぐ近くのセブンイレブンにコーラを買いに行ったら、店の前のタクシー乗り場から大きい声がしました。何事かと見ると、
タクシー運転手 VS 客の女性と車椅子のおばあさん が喧嘩をしてました。
そしてガシャーンと音がして、ビックリしたのですが、運転手が車椅子のおばあさんをひっくり返してました!悲鳴!
そして 運転手は爆走で走り去って行きました。
なんじゃこれ?
とにかく私はショックを受けました。
イエテボリに行った時は
駅前で一服していたら おばさんが歩いてきて私に話かけてきました。おばさんに対応してると、子供が途中から走ってきて参加してきて一緒にお金くれ!とダブル攻撃を喰らいました。
断ると去り際にFuck You!と言われました。。
なんかとりあえず怒られました。
まだまだ話があるのですが、キリがないのでやめます。
とりあえず私のスウェーデン観が崩れました。
もちろん良い人もいましたが。
帰国して、ブログを色々みていたのですが、彼氏がスウェーデン人のラブラブなブログや「私はスウェーデンに住んでるよ!カッコいいだろっ!ドヤッ!」みたいな エゴまみれのクソブログしかなく クソだなと思っていたところ
最終的に辿り着いたのがMaggie Q2000さんのブログでした。
あなたの書かれていることを読みすべて納得できました!
胸のモヤモヤが晴れた感覚です。
スウェーデンの真実を教えていただきまして嬉しいです!
私をテレビや雑誌などの洗脳から解いていただきました。本当にありがとうございました!!
Maggie Q2000さんのブログは私にとってとても重要です!
そして貴重なのです!
スウェーデンと云う国や人を客観的に見ての発言はとても勉強になるからです。
ですので、今まで通りでお願いします!!
私はMaggie Q2000さんを応援しています!!
(引用終わり)
熱烈なファンレターをいただき、誠に感謝しております。
満足していただけるようなネタを探しているのですが、最近残念ながらこれといったものがありません。
というか、あるのだろうけど、こっちの常識で考えていると不思議に思わなくなっているのかもしれません。
他の日本人の方の、スウェーデン生活、旅行で感じた違和感、などなども広くコメント募集しております。
ところで金曜日のランチはこちら

木曜の夕方からの夜勤明けで昼からいきつけの日本食レストランでランチ、調子に乗って一番搾りも付けた。
ちなみにこの店のサーモンの刺身は絶品。
この日も私がいった12時30分くらいはすごく混んでて、数えたら44人お客さんが入っていた。
ご主人に話を聞くと、1人厨房のモンゴル人が家族案内で休みをとっていたので大変だったそうな。
お客さんの顔を見ていたら、みんな幸せそうだった。
漫画をごっそり借りた。部長島耕作、そしてボクシング漫画、太郎
店仕舞いの後も残って、ご主人と他に日本人客が僕以外3人で酒盛り。金曜日の午後。
皆さん還暦を過ぎた方々で、こちらの生活も長い。
そういった方々のお話しを聞くのは楽しい。
この国に永住している日本人の殆どが女性。男性は昭和40年代にこちらに来られた方がいて、その後まさに断絶している。そしてその次の世代が2005年にこちらにきた私となる。
そして、その以前来られた方々はほぼこれから数年以内に年金世代となる。
彼らは基本的にスウェーデンの問題点も把握しつつも、恩恵にあずかってきたこともあり、基本的にはスウェーデンへは好意的である。みんなどこかの段階でスウェーデン女性をめとっていたのが私との違いであろうか。そうなるとスウェーデン人の子供やお孫さんがおられるわけである。
何度もいうが、私とこの国を結ぶものは、「仕事」だけである。
その仕事のために、永住権を取りこの国での資格をとり、まだ自腹をきって語学学校に通っている。
雇用に関しても不安定で、いつ首を切られてもおかしくない状況で働いている。
先日のボスとの面談でもその点「部署の経済状況が悪化したら雇用調整をせねばならぬ」ということは釘を刺されている。それはそれで仕方ないとは思っているが、あまり気分のいいものではない。
楽しい飲み会のあと、某所で将棋をさした。対人将棋は久々なので、楽しくもあり、次の手を考えると頭が痛くなった。
帰る時に、こちらで年金生活突入の男性と地下鉄の中でお話しした。
働いても働かなくても、あまり差がないよねえこの国、とおっしゃった。
そう、年金の額は差があっても、働いてなくて年金が少ない老人にはいろいろ補助金がでるから結局差がなくなるということだそうです。
この国は、真面目に働け、働かないやつはくず、という教育を最近は徹底しているけど、結局働かなくてもなんとかなるから、そういった不真面目な人にとってはユートピアなわけである。
こう書くと単純すぎるけど、こちらのパーソナルナンバーさえあれば市にいろいろ相談をして生活保護など対策は考えてくれるだろう。
で、このような話、どっかでしたことがあるなあ、と思ったら、そう、キューバ人の亡命者との会話でおんなじことをいってた。「キューバは、真面目に働く人にとっては給料も安くは全く住むメリットがないのだが、真面目に働く気がないやつにとっては天国だぜ。」キューバからしたら地球の裏側、ここ氷点下のスウェーデンも結局まじめな納税者が払ったばかたかい税金を集めた市が弱者救済と言う形でなんとかしてくれるというわけ。
そこが結局スウェーデンがずっと好きになれない一番の理由なんだろな。
しかし、左巻きの人にとっては最高なんだろう。じゃんじゃか世界中の難民を受け入れて助けてあげてるし。
話は飛ぶが、日本とスウェーデンで2重に子供手当を受け取っている人がいるらしい。
日本から長期で海外に滞在する場合は日本の住民票を抜くのが日本国民の義務だ。ふたつの国に二重に住民票があって住んでもいない国から子供手当を受け取るなんざ言語道断である。い、ほ、う 違法。
話は戻る。先日もうじき日本に帰る方とお話しした。その方の知り合い、もう日本に帰られた人が、スウェーデンが大好き大好きでむちゃくちゃほめていて、「彼がいうほどそんなにいい国なんだろうか?」という疑問を抱きつつもこちらで働いて生活しはじめ、結局、そんなことはなかった、という結論でご帰国となる。
ま、立場や懐具合やいろいろな要素こみで、この国に一時的に住む人も様々な評価をもって帰国されるということだろう。

これはユールゴーデンへの橋から撮った写真である。ここからのストックホルムの景色は私の好きな風景のひとつである。
明日からまた仕事である。