ライフ イン スウェーデン

スウェーデンでの日々の雑感、旅行記、サッカー観戦記、などなど。

このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク -

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

永遠の0 (ゼロ) 百田 尚樹 (ネタばれなし)

永遠の0 (ゼロ) 百田 尚樹 を読み終えた。
文庫本の帯によると、R-40 本屋さん大賞 1位、09年最高に面白い本大賞 1位、とのこと。
さらに、児玉清氏も絶賛

amazon.co.jpの商品の説明(出版社/著者からの内容紹介)では

「生きて妻のもとへ帰る」
 日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた……。
 人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。
 元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗りーーそれが祖父だった。
 「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻に志願したのか? 健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。
はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる愛の物語!




この本は、非常に読み応えがありました。
戦争を生き抜いた人たちへのインタビューを通して浮かび上がってくる久蔵の姿。
そして、最後の予想外の展開。
その過程を通しての健太郎と慶子の精神的成長。
そして、今、平成の時代で平和を謳歌するわれわれにも、多くのことをつきつけます。
作品にでてくる、現実に戦ったパイロット、撃墜王たちの逸話や、帝国海軍の迷走、組織としての問題、そして、特攻について、などを非常に興味深く考えながら読み進めることが出来ます。

私は海外旅行に行くと、必ずその国の軍事博物館、戦争博物館、平和記念館、独立記念館などに足を運ぶようにしております。すべての国が、今に至るまでにさまざまな戦いを経て、今の国の形をつくっており、それぞれの国の戦争への解釈があります。

ただ、そのどの博物館にも共通することは、国を守るために戦った兵士たちへは、敵味方問わずに敬意をもってその勇気をたたえている、ということです。
キャンベラのオーストラリア戦争博物館。日本はオーストラリアの敵国であり、オーストラリア本土に爆撃を加えたり、シドニー湾に潜水艇で潜入したりとその安全を脅かしました。博物館にはその潜入した小型潜水艇も展示されております。その潜水艇で戦死した日本兵をオーストラリア軍はその勇気をたたえ、敬意をもって遺体を葬った、という展示がありました。また、撃墜王坂井氏の業績なども敬意をもって展示されております。
かなり前ですが、アメリカのスミソニアン博物館で見た、日本の軍人の写真の凛々しさを私は忘れることができません。それは展示されていた零戦以上の重みがありました。

そして、文字通り命を懸けて戦う彼らにも国にはその無事を待つ家族がいます。命を懸けて戦いそして家族のためにも死ねない、生きて帰りたい、という葛藤との戦い。

そして、今に至るまで安易に使われる、カミカゼアタック、という言葉。彼らはテロリストだったのか。

などなど、この小説は量は多いけどぐいぐい読み進めていくことができます。おすすめの一冊です。

関連記事
スポンサーサイト

PageTop
| このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク -

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

興味深く拝見いたしました。
早速、購入してみました。
とは言え、手元に届くのはいつの事やら・・・

時代遅れの板前 | URL | 2011-05-02(Mon)14:57 [編集]


Re: タイトルなし

板前さん

この小説、最初の出足は、ちょっとかったるい感じです。
しかし、読み進むにつれ、だんだん引き込まれていきます。
最後は児玉清は号泣です。号泣までいかないにしても、日本人なら涙腺がゆるみます。
また感想をお聞かせください。

> 興味深く拝見いたしました。
> 早速、購入してみました。
> とは言え、手元に届くのはいつの事やら・・・

Maggie Q2000 | URL | 2011-05-03(Tue)03:22 [編集]


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。