ライフ イン スウェーデン

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風の歌を聴け 村上春樹

休日の午前、戸棚にあったので手にとって3時間で読めた。

ご存知、村上春樹さんのデビュー作。

彼の作品の中で読んだ順番までははっきり覚えては無いが、ノルウェイの森が最初のほうで、一番好きな作品は世界の終わりとハードボイルドワンダーランド。その後、彼の作品はアンダーグラウンドを除きだいたい読んだ、はず。ただ、ねじまき鳥は途中で挫折した。

彼のエッセーで、彼が神宮球場で野球を見ていてこの作品を書くことを決意した、というのを読んだことがある。そのころ彼はジャズ喫茶を経営していた。

で、この作品、風の歌を聴け。昔読んだはずだが、全くもって内容を覚えてなかった。

で、読み始めて、時折、記憶のどこかに沈んでいたフレーズを目にした。しかし、はっきり覚えていたのはこの会話だけ。

フランス人水兵との会話
「ミシェル・ポルナレフ。」
「糞(メルドー)だ。」

シェリーに口づけ、という歌はメロディーラインが好きだったので、へー、と思ったから記憶に残っていた。

で、作品は、主人公が夏に帰省してバーに通いつめて、そこから始まる暑いひと夏のお話。舞台は芦屋。書いてないけど。

群像新人賞受賞作品。

後の彼の作品にでてくるような表現がすでにある。

私も大学時代、夏と年末年始には帰省していた。最初の2年は、夏には高校時代の友達とあったり、一緒にドライブしたり海に行ったりした。その後、高校時代の連中との付き合いは徐々に減っていって、結婚式の二次会に参加したのが最後で、その後、1年前の同窓会まで全く交流がなかった。

で、大学時代の帰省の時の思い出は、海でナンパして失敗したことくらいかな。

で、この作品で、彼は何を書きたかったのだろう?青春のほろ苦さ、くらいなのだろうか。後日談も付いている。
一番面白い場面は、DJとのやりとり、かな。鼠の苦悩はちょっとわからない。3部作の残りもあるからこの週末に読んでみよう。21歳の時の大学生が抱える意識や見える景色、と、それから倍近く生きて見える景色、というのはどうなんだろう?若い頃は良かったとは思うけど、やり直したい、とは正直あまり思わない(笑)もちろん、明らかな失敗は修正できるだろうけど、その先にはまたどうせ別の失敗がまっていただろうし。若い頃のほろ苦さをかみしめる作品としてはやはりノルウェイの森が一番だろう。女性には余り人気が無かったり、海外ではポルノだという感想で片付けられたりしてるけど。

で、今回これを書きながら書評を検索して知ったこと
「ハートフイールドは村上氏が作り上げた架空の作家」
それすらわからなかった(笑)が、正直どうでもいいかもしれない。


で、感想だが、まあ、お勧めするほどのものではないけど、彼の出発点としては抑えておくべき作品でしょうね。

余談
1年前、映画ノルウェイの森をみて、ぶちぎれた(1年前のブログ日記参照)主演女優の酷さにである。
で、私の記憶では、この風の歌を聴け、の映画化された作品を見て村上氏が失望して、自作品の映画化は二度とするものか、と決意した、というのがあったのだが、今回検索したら、風の歌を聴けの映画監督、大森氏との対談の文章までヒットして、別にそれほど嫌な思いをしてないのかな、とも思った。小林薫主演作。みたことがあるかもしれないけど、全く印象に残らない作品。ただ、ノルウェイの森の映画化だけはやめて欲しかった。



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コメント


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「ノルウェイの森」の監督、ベトナム系フランス人 トラン・アン・ユンは映像がきれいなんで、村上春樹もゴーサインを出したんだと思います。(村上春樹は演劇学科卒の映画マニアです)

彼の「青いパパイヤの香り」や「夏至」といった作品の詩情あふれる映像美は映画マニアをうならせたんですよ。私も上記2作品は常にパソコンに入れてあり、何度も見返しています。映像は確かにスゴイのですがベトナムでは不評な彼の作品です。
「これはフランス映画であって”ベトナム人”の作った映画では無い」と言われています。。。

映画「ノルウェイの森」はマーケティングの失敗だと思います。
アンケート結果に頼りすぎて、ターゲット層である35歳以上の中年女性に”嫌われない女優”としての菊地凛子でしたが、やはり薹が立ちすぎていました。緑役の新人さんの魅力が映画の救いでした。
宣伝プロモの協力者も秋元康や糸井重里やYMOといった知名度が高いけれど、”バブル”なイメージが過多の方ばかりでしたよ。”春樹信者”の嫌いなタイプの人ばかりです(笑)

「1Q84」
は小説として面白かったです。
1000ページを一挙に読める楽しさです。
続きが出ないかなと期待しているくらいです。


杏樹 | URL | 2012-01-07(Sat)16:25 [編集]


Re: タイトルなし

杏樹 さん

コメントありがとうございます。今年はどこかでお会いできたらいいですね。

私にとっては画像が綺麗だろうが、主演女優が気がふれたようにあるきまわってそして首つって足がぶーらぶーらなんて映像は見たくも無かったし、その後のトオルくんの気がふれたような行動と画像とうるさい音声も全く感情移入できませんでした。
別に、とびきり美人の女優さんを使え、と言う気はないのですが、とにかく、「この女じゃない!」の一言でした。
彼女のバベルでの演技は別に悪くは無いんですけどねえ。
ミドリの配役はおっしゃるとおりばっちりでした。

マーケッティングからの分析ありがとうございます。
いといさんが出てるのはわかりましたが、まあ、悪い感じは無かったです。

この映画、去年の元旦京都でみたんですよ。なので、強烈ながっかりな新春思い出として残っております。

1Q84、私も楽しみました。続編で、今回殺されたおっさんがどう生きてくるのかなど楽しみです。

> 「ノルウェイの森」の監督、ベトナム系フランス人 トラン・アン・ユンは映像がきれいなんで、村上春樹もゴーサインを出したんだと思います。(村上春樹は演劇学科卒の映画マニアです)
>
> 彼の「青いパパイヤの香り」や「夏至」といった作品の詩情あふれる映像美は映画マニアをうならせたんですよ。私も上記2作品は常にパソコンに入れてあり、何度も見返しています。映像は確かにスゴイのですがベトナムでは不評な彼の作品です。
> 「これはフランス映画であって”ベトナム人”の作った映画では無い」と言われています。。。
>
> 映画「ノルウェイの森」はマーケティングの失敗だと思います。
> アンケート結果に頼りすぎて、ターゲット層である35歳以上の中年女性に”嫌われない女優”としての菊地凛子でしたが、やはり薹が立ちすぎていました。緑役の新人さんの魅力が映画の救いでした。
> 宣伝プロモの協力者も秋元康や糸井重里やYMOといった知名度が高いけれど、”バブル”なイメージが過多の方ばかりでしたよ。”春樹信者”の嫌いなタイプの人ばかりです(笑)
>
> 「1Q84」
> は小説として面白かったです。
> 1000ページを一挙に読める楽しさです。
> 続きが出ないかなと期待しているくらいです。

Maggie Q2000 | URL | 2012-01-08(Sun)02:45 [編集]


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