ライフ イン スウェーデン

スウェーデンでの日々の雑感、旅行記、サッカー観戦記、などなど。

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スウェーデンはなぜ生活大国になれたのか 竹崎 孜

スウェーデンはなぜ生活大国になれたのか 竹崎 孜

商品の説明
地域自治体コミューンによる在宅介護など,スウェーデンが「生活大国」たる理由,政策を分析
高齢,少子化社会にある日本。「経済大国」とはいうものの,国民の生活が豊かであるとはいいがたい。一方スウェーデンは同じく「高齢,少子化社会」でありながらも,「生活大国」である。
地方分権化が進み,小規模の自治体コミューンが住民の生活サービスを担う責任を持つ。地域を中心にした在宅介護,グループ・ホーム,ナーシング・ホームなどが充実し,「寝たきり老人」はいない。「保育居住隣近型」,労働環境の整備により,高出生率が保たれ,出産後も働く女性が活躍する。
元在スウェーデン大使館専門調査員,ストックホルム大学客員教授も務めた著者がスウェーデンの超高齢化社会,女性の社会進出の実態を伝える。そして,問題を国民が共有するための公的情報の公開原則,スウェーデン発祥の国会オムブツマン(オンブズマン)制度といった行政の独自性から国民の健康と労働を支える税制,保障制度という仕組みのほか,生活は現実であることをモットーとする自治体コミューンの活動状況を分析した。
生活基盤が不十分である日本が生活大国スウェーデンから学ぶべきことは大きく,日本国民自らが選ばねばならない,と示唆する1冊である。 (ブックレビュー社)
(Copyright 2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)

内容(「BOOK」データベースより)
社会高齢化は本当にどうにもならない問題なのであろうか。それに対する答えのひとつが北欧のスウェーデンにあるのではないだろうか。スウェーデンをみると、比類ない勢いで進んだ高齢化にもかかわらず、安定した定年後の生活や女性の社会進出に加えて、出生率も先進国では最高であり、それに企業や公共財政も健全となれば、わが国における現状とはきわめて対照的といわざるをえない。
商品の説明をすべて表示する




以上アマゾンの説明より

今日は晴れた日だったので町にでかけた。
何度もいってますが私の町は私にとっては「退屈を具現化した町」なので行く場所といえばスーパーマーケットと公営酒屋の二箇所。で、今日は公営酒屋はやっていない(そう、スウェーデンでは日曜日に酒屋でワインを買えないのですね。)のでICAのみ。
で、ICAの後で図書館へ。
そう、酒屋はやってなくても図書館はやっております。きれいです。
で、日本語の本を何冊か借りて、その後マクドナルドでコーヒー飲みながら最初に開いたのがこの本。
で、帰宅後も読んで夕方読み終わりました。

感想。
最初から最後まで「生活大国って何?」という疑問が晴れませんでした。
読み終わった後もういちど生活大国への発展、という章に戻りましたがそれでも生活大国が具体的に意味するところがわかりませんでした。
本の説明文を読んでもそれでもわかりません。分かる人教えてください。
国民の生活が豊か、ということでしょうか、貧民層がいない、医療費安い、福祉充実、老後が安心、ということでしょうか。まあきっとそこらへんなのでしょう。
しかし、日本とスウェーデンどちらが国民の生活が豊か?と聞かれると、私はまあ、どっちも豊かだけど日本が下と思ったことはないですね。で、どっちが「安心して暮らせる?」といわれても、日本ですね。やはり。こちらの年金たいしたことないですよ。医療費の心配があまりないのはメリットですが。

個人的には生活レベルが日本にいたときよりも収入の激減とともに激減したわけですが(笑)

スウェーデン人に趣味は?と聞くと、散歩、というのがあります。

休日、雪の小路を散歩している人が多くいます。

日本で散歩が趣味の人がいるでしょうか?いるとしてもスウェーデン人ほどではないでしょう。

じゃあなぜ日本人は散歩しないのでしょうか?たぶん、他にもっと楽しいことがあるからでないかと思います。

この国の生活は基本、質素といっていいでしょう。

さておき、この本は1999年1月に発行されたもので、すでに13年たちました。福祉の歴史の話や政策の流れ、男女平等などの説明はよくまとまっていると思いました。

この本で違和感があったのが例えば行政サービスをべたぼめしていること。

2012年、スウェーデンの行政サービスは当時と比べ低下しているのではないでしょうか。

人口の増加にあわせたサービスの要求の増加に対応できてないのです。こちらに住んでいればそのことで頭にくることはたくさんありました。

住宅事情もそうでしょう。私の町も、人口が増え続けているのに住むところが足りない、毎年大学入学のころ大きな問題が発生します。また今年もかよ、行政なにやってんの?と思い続けて4年です。

この本でまったく触れられていないことがあります。そう、移民問題です。99年の段階では現在ほどではないとしても、ある程度の問題にはなっていたはずです。意図的にはしょったのではないでしょうか。移民が増えればそれにともなう行政サービスも増えます。この国の移民局は移民申請をさばくので大変な状況です。そして、彼らの教育問題も。もちろん、言葉さえままならない彼らの生活の補助や住居などなど、そういった問題がこの本が発行されてからの間に深刻化しました。

まあそういったことを除けば、スウェーデンの社会のしくみの大枠を知るにはいい本だと思います。私はこれにひきつづいてスウェーデンパラドックスを読みたいなと思いました。

そう、生活大国について。この国は確かに中流層は多いです。が、いわせてもらうと努力した人間はそれだけ得られるわけではなく、やはり、努力しない人間に甘い社会だと思ってます。結局だれも努力しなくなるわけですねそうなると。国際競争力に関して、私はグローバルなマクロな専門分析はできませんが、なぜボルボが中国企業傘下に入ったか、なぜサーブがつぶれたか、そしてなぜエリクソンの経営が悪化しているか、などは、やはり競争力がないのではないかと思います。いつもいいますが、この国に住んでいるとイメージするのがありときりぎりすでした。キリギリス君は寒い冬を迎えるのですが、私はこの国がずっと豊かでいられるかどうかというと?をつけておきたいと思います。

最後にアマゾンで☆3つをつけた人のコメントを引用します
「スウェーデンが抱える問題についてはあまり言及されていないので、
「きれいな部分」だけがライトアップされている。
学者の立場から書かれた本ではあるが、実際スウェーデンに住んだ
ことのある人間からすると、疑問が残る内容だった。」

ちなみにもうひとりは☆5つです。

後、住んだことがある、といっても、日本から給料を貰ってる人とこちらで貰ってる人では見える景色は異なります。



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生活大国

生活大国って何なのでしょうね。幸せや幸福の国という話を思い出しました。
「日本には何でもあるけれど幸福だけがない」という話、たぶん幸福がないのではなく「自分の幸せが何なのかわからない人が多い」のではと時々思います。忘れてしまったのかも、と。
一方ス国の人は、幸せの定義をよく知っているのでしょう(日本人の感じる幸せと同じかどうかは別として)。
信じ込んでいるだけなのか、変わらない価値観なのかわかりませんが、日本とは違う時の流れを経てきたのだな、というのはよくわかります。

623_MK | URL | 2012-01-31(Tue)05:15 [編集]


Re: 生活大国

623_MK さま

コメントありがとうございます。
村上龍の小説での言葉で、「この国には何でもある、希望だけがない」
という言葉がありました。それは2000年に出た近未来予想小説です。
実際その後の流れは、若者にとって楽しんで生きる、とか言う状況ではなくなって、とにかく生き延びることすら難しくなってきた、と村上氏も語ってました。
日本人はやはりどうしても、幸せ、と自分を思うことはおっしゃるとおりこの国のひとよりは難しいのかもしれません。
しかしながら、スウェーデン人の感じる幸せは私にとっては退屈以外の何物でもないです。もちろん全部が全部そうではないですけどね。
コンビニ、日本では私はサンドイッチやおにぎりや弁当やドリンクや色々買うのが楽しみでしたが、スウェーデンのコンビニで買うものといえば、SLの回数券だけです。私からしたらこの国は買いたいサンドイッチも無い国です(笑)。
こちらの人の幸せを否定する気は毛頭ないのですが、この国が定義の不明な生活の大国かというとやはり首をひねらざるを得ませんでした。


> 生活大国って何なのでしょうね。幸せや幸福の国という話を思い出しました。
> 「日本には何でもあるけれど幸福だけがない」という話、たぶん幸福がないのではなく「自分の幸せが何なのかわからない人が多い」のではと時々思います。忘れてしまったのかも、と。
> 一方ス国の人は、幸せの定義をよく知っているのでしょう(日本人の感じる幸せと同じかどうかは別として)。
> 信じ込んでいるだけなのか、変わらない価値観なのかわかりませんが、日本とは違う時の流れを経てきたのだな、というのはよくわかります。

Maggie Q2000 | URL | 2012-01-31(Tue)05:42 [編集]


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