ライフ イン スウェーデン

スウェーデンでの日々の雑感、旅行記、サッカー観戦記、などなど。

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水と油

渡邉美樹氏
WIKIでの説明はこちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A1%E9%82%89%E7%BE%8E%E6%A8%B9

彼の本は私は一冊読んだことがある。夢に日付を! ~夢実現の手帳術~ という題であった。
彼のすさまじいまでの努力と目標を立ててそれを実現させるまでの執念がわかる一冊。
目標を持って365日計画を立てたうえ24時間闘ったものだけが上へ這い上がれる、そんなメッセージが読み取れます。

私が非常に興味をもったのは、彼がスウェーデンをほめている点。

彼のブログをみたら学校や施設などを見学視察して感じたことが7回にわけて書いてました。
その内容については折々ふれたいと思いますが、一番感じたこと。

スウェーデンで働いたことがあるひとなら分かると思いますが、この国、この国の人の労働への態度と渡邉美樹氏の労働へのポリシーや理念はまさに水と油、ということ。彼が仮にこの国でこの国の人を使って仕事を始めたら、1日でぶちぎれるだろうし、彼の下で働くことになったあわれなスウェーデン人たちは、上司を採点するアンケートで、あらゆる項目に最低点をつけるでしょう。

例にとると、時間外労働。
この国では残業はご法度。それは労働者側からはもとより、雇用者側からもです。なぜなら、この国では対価0の労働は存在しないし、超過労働分の給料も払うのが当たり前(日本はそういった意味ではスウェーデン人からしたら理解できない社会でしょう)
後、ネットで見ることができるようなワタミフーズの勤務形態(最長で連続7日間の深夜勤務を含む長時間労働や、休日に行われるボランティア研修に参加)はこの国ではありえません。
一日の勤務に関しても、ちょっと体調が悪ければ当日連絡で簡単に休むわ、子供が熱がでたら休むわ幼稚園にひきとりにいくわ、FIKAと称するティータイムで午前中の一番能率があがる時間帯の労働は分断されるわ、午後のFIKA以降は夕方まで流して、そこで終わらなかった仕事は全て翌日に回して定時で帰宅。そして夏はどどんとバケーションで数週間不在、もちろん有給休暇。勤務態度に関しても、彼の理想とするような「サービスを提供」する姿勢のある社員はどこを探してもいないでしょうし、そもそもこれまでの人生でまともにおこられたことがない若者たち、集中して勉強したことがない若者達、年上のものをリスペクトするなんて思想がない国で育った彼らを前に、この窓から飛び降りろ、とどなったところできっと、あなたは頭がおかしいのか?ときりかえされることでしょう。

思いつくままに書きましたが、労働への考えと言うよりは、人生における価値観が彼とスウェーデンでは相容れない、というところでしょう。

続きます。
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コメント


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渡邊美樹(苦笑)

僕は彼が嫌いなんですよ。
スマートなことを言っておきながら、自分だけかっこいいとこどりしてて、めんどくさいことや嫌なことを他人に押し付けている、という感じ。

仕事は、時間内に終わらせる。
それができないのは、マネジメントに問題ありです。時間内で質の高い仕事ができなければプロじゃないし、時間をかけりゃ極論、誰だって成果はある程度まで出る。
でも、それはコストがかかりすぎる。彼のやり方は、脱法や精神論で誤魔化してそのコストをかけない(サービス残業とかですね。ああいうのは違法ですので)やり方ですから、邪道そのものです。

なので、彼なんかを日本経済のホープなんて思っている人の考え方がわからない。彼を賞賛する人はただのマゾヒストだと思いますけどね。

MB Da Kidd | URL | 2012-06-22(Fri)21:10 [編集]


Re: 渡邊美樹(苦笑)


MBさん

コメントありがとうございます。
私もどちらかというと精神論的、なせばなる、なさねばならぬ何事も、的な面はあるのですが、彼の文章を読むとちょっとそれはいきすぎではないでしょうか、、と引いてしまうことがありました。
そして、彼が「会社は社員の幸せのためにある」という発言でみても、彼のいう幸せと、スウェーデンの人の多くが感じる幸せも乖離しているだろうな、と感じました。そんな彼がスウェーデンを推しているのがちょっと興味を惹かれました。


> 僕は彼が嫌いなんですよ。
> スマートなことを言っておきながら、自分だけかっこいいとこどりしてて、めんどくさいことや嫌なことを他人に押し付けている、という感じ。
>
> 仕事は、時間内に終わらせる。
> それができないのは、マネジメントに問題ありです。時間内で質の高い仕事ができなければプロじゃないし、時間をかけりゃ極論、誰だって成果はある程度まで出る。
> でも、それはコストがかかりすぎる。彼のやり方は、脱法や精神論で誤魔化してそのコストをかけない(サービス残業とかですね。ああいうのは違法ですので)やり方ですから、邪道そのものです。
>
> なので、彼なんかを日本経済のホープなんて思っている人の考え方がわからない。彼を賞賛する人はただのマゾヒストだと思いますけどね。

Maggie Q2000 | URL | 2012-06-23(Sat)05:57 [編集]


スウェーデン人の働き方

こんばんわ、ブログでは初めまして。

ワタミの渡邉美樹氏がスウェーデンをほめていると
初めて知りました。タイトル通り水と油、耳にする
ワタミの労働環境とはあまりに対極ですから、
思わず笑っちゃいました。仮にワタミ方式でスウェーデン人が
働いたら、ほんと一日も続かないでしょうね。

一方で私も非常に疑問なことがありまして、
Maggieさんも「例にとると、時間外労働~」のくだりで
書かれているような、スウェーデン人のこういった働き方で
どうやって企業は営業利益を出しているのか?
と激しく不思議なんですよ。また国としてよくやっていけるな、と。

スウェーデン人の友人は「税金が高いから」と言うのですが、
効率が良いにしても限度があるだろう…と怪しんでいるのです(笑)。

スウェーデン方式の働き方で、なぜ企業は、国は
やっていけているのか、Maggieさんが感じた理由を伺えると
大変嬉しいです。毒舌も大歓迎です(笑)!

Morotskaka | URL | 2012-07-04(Wed)00:13 [編集]


Re: スウェーデン人の働き方

Morotskakaさま

コメントありがとうございます。
渡邉氏関連のことはもう少し書きたいこともあるのですが、また別の機会にと思っております。
いろいろ外食した写真もあったので、彼の味覚から判断されたスウェーデンの外食産業について語って欲しかったです(笑)

そう、Morotskakaさんが疑問に思っている点
私もこちらにきてそのクリアーな答えが見つからずに困っております(笑)
国際競争力がないからSAABもVOLVOもああなったことは分かるのですけどね。

労働者の権利(長期休暇、育児休暇やたまに理不尽にみえる病気での休暇もふくめ)を守ったうえで(低いパフォーマンスで)利益をだすのは大変だと思うのですけどね。

予想しているのは、一握りの組織の中の優秀な人間がかなりの負担を負って高い労働性を保っている。
もしくは、格安労働者を使っている、というようなことでしょうか。
また、とにかく女性も働いているので効率は低くてもトータルでの労働量は確保しているのでしょう。
私はこちらの教育水準については実は懐疑的なのですが、それら個人の労働者の資質も含めたスウェーデン企業の国際的な競争力に関しては、単に「下には下がある」ということかもしれません。

ちなみにこの7月はスウェーデン社会はまともに回っておりません(笑)



> こんばんわ、ブログでは初めまして。
>
> ワタミの渡邉美樹氏がスウェーデンをほめていると
> 初めて知りました。タイトル通り水と油、耳にする
> ワタミの労働環境とはあまりに対極ですから、
> 思わず笑っちゃいました。仮にワタミ方式でスウェーデン人が
> 働いたら、ほんと一日も続かないでしょうね。
>
> 一方で私も非常に疑問なことがありまして、
> Maggieさんも「例にとると、時間外労働~」のくだりで
> 書かれているような、スウェーデン人のこういった働き方で
> どうやって企業は営業利益を出しているのか?
> と激しく不思議なんですよ。また国としてよくやっていけるな、と。
>
> スウェーデン人の友人は「税金が高いから」と言うのですが、
> 効率が良いにしても限度があるだろう…と怪しんでいるのです(笑)。
>
> スウェーデン方式の働き方で、なぜ企業は、国は
> やっていけているのか、Maggieさんが感じた理由を伺えると
> 大変嬉しいです。毒舌も大歓迎です(笑)!

Maggie Q2000 | URL | 2012-07-04(Wed)02:34 [編集]


まったくもって

渡邊はどーでも良いですが、最後の2行にfully agreeです。僕もス国人の部下には何度と無くぶち切れました。 ただよく働く奴も居たので、ごく一部の優秀なアリによってあの国は辛うじて成り立っているのではと思いました。キリギリスが多すぎますけどね(笑)

Arvika | URL | 2012-07-05(Thu)07:59 [編集]


Re: まったくもって

Arvikaさま

コメントありがとうございます。
一部の優秀なアリ、そして外国人傭兵部隊、移民系清掃隊が多くのキリギリスのバケーションを支えていることと思います。

> 渡邊はどーでも良いですが、最後の2行にfully agreeです。僕もス国人の部下には何度と無くぶち切れました。 ただよく働く奴も居たので、ごく一部の優秀なアリによってあの国は辛うじて成り立っているのではと思いました。キリギリスが多すぎますけどね(笑)

Maggie Q2000 | URL | 2012-07-05(Thu)17:53 [編集]


ますます謎が…

早速のお返事ありがとうございました!
そうでしたか、現地での生活が長いMaggieさんの
目をもってしても謎が残るのですね。益々不思議です(笑)。

やはり2割の優秀な人材で回している法則なんでしょうか。
例えば、今まさに回っていない7月も、この長期休暇って
有給休暇じゃないですか。その部分一つとっても、よく
利益でるよね…と日本人アリからすると不思議でしょうがないです(笑)

国際競争力については、以下のデータを見たことがあるんですが
スウェーデンかなり上位なんですよね…。
一部の優秀な人材だけでここまでできるのか???と謎が深まります。

●国際競争力ランキング 2012:スウェーデン5位、日本27位
http://www.imd.org/research/publications/wcy/upload/scoreboard.pdf

●IT競争力ランキング 2011:スウェーデン4位、日本16位
http://globalindex11.bsa.org/country-table/2011/

Maggieさんもふれてらしたように、教育水準には「?」な部分が
ありますよね。それでも大勢のキリギリスでやっていける…。
何とか謎を解くべく、調査を継続したいと思います(笑)

ちなみに日本で働くスウェーデン人の友達が、日本の小中学生の
生活を知って、「日本の子どもは宿題やって、部活もやって、
夏休みも宿題。スウェーデンの子どもは何もしない。恥ずかしい!」って
先日力説してました(笑)。以上、すっかり長文失礼しました。

Morotskaka | URL | 2012-07-05(Thu)21:46 [編集]


Re: ますます謎が…

Morotskakaさま

データありがとうございます。
検索すると「一般にスウェーデンの高い国際競争力の源泉として、IT(情報技術)インフラの整備や高い教育水準、政府の研究開発投資などが指摘されている」http://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/yumoto/pdf/2809.pdf
ほかにも競争力の高い理由が触れられております。
別にこの国のITがぬきんでてるとか思ったことはないのですけどね。ただ、情報管理に関しては、とにかく捨てずに残していてアーカイブでデータにアクセスできることは確かです。
高い教育水準、に関しては、他の欧州の国との比較として、ということになるでしょう。
ただ、日本人でこちらと日本の学校で勉強した人、誰に聞いても、この国の学生はちっとも勉強しない、といってます。こちらでの教員の方のつぶやきでもそれを裏づけるものがありました。こちらで選抜のない大学の教員の先生も生徒の質について嘆いておられました。

調査の継続、宜しくお願いいたします!


> 早速のお返事ありがとうございました!
> そうでしたか、現地での生活が長いMaggieさんの
> 目をもってしても謎が残るのですね。益々不思議です(笑)。
>
> やはり2割の優秀な人材で回している法則なんでしょうか。
> 例えば、今まさに回っていない7月も、この長期休暇って
> 有給休暇じゃないですか。その部分一つとっても、よく
> 利益でるよね…と日本人アリからすると不思議でしょうがないです(笑)
>
> 国際競争力については、以下のデータを見たことがあるんですが
> スウェーデンかなり上位なんですよね…。
> 一部の優秀な人材だけでここまでできるのか???と謎が深まります。
>
> ●国際競争力ランキング 2012:スウェーデン5位、日本27位
> http://www.imd.org/research/publications/wcy/upload/scoreboard.pdf
>
> ●IT競争力ランキング 2011:スウェーデン4位、日本16位
> http://globalindex11.bsa.org/country-table/2011/
>
> Maggieさんもふれてらしたように、教育水準には「?」な部分が
> ありますよね。それでも大勢のキリギリスでやっていける…。
> 何とか謎を解くべく、調査を継続したいと思います(笑)
>
> ちなみに日本で働くスウェーデン人の友達が、日本の小中学生の
> 生活を知って、「日本の子どもは宿題やって、部活もやって、
> 夏休みも宿題。スウェーデンの子どもは何もしない。恥ずかしい!」って
> 先日力説してました(笑)。以上、すっかり長文失礼しました。

Maggie Q2000 | URL | 2012-07-07(Sat)03:50 [編集]


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