ライフ イン スウェーデン

スウェーデンでの日々の雑感、旅行記、サッカー観戦記、などなど。

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劒岳 点の記 ねたばれあり

旅行中に新田次郎、劒岳 点の記を読み終えた。
心に響く一冊であった。
wikiでの説明はこちら

明治39年、参謀本部陸地測量部の測量官・柴崎芳太郎に未踏峰とされてきた剱岳への登頂と測量の命令が下った。それは日本地図最後の空白地帯を埋めるという重要かつ困難を極める任務であった。山麓の山案内人とともに測量に挑んだ男たちは山岳信仰から剱岳を畏怖する地元住民の反発、ガレ場だらけの切り立った尾根と悪天候・雪崩などの厳しい自然環境、日本山岳会との登頂争い、未発達な測量技術と登山装備など様々な困難と戦いながら測量を行うが…。

この小説は史実をもとにしており、実在の人物が登場する。その中で、作者オリジナルの登場人物や挿話が入る。

この小説のストーリーでの面白さは、測量部と山岳会の初登頂争い、そのどきどき感。
そして、登頂コースをいかに見つけ出すか?というなぞとき、
そして、登頂に関する描写、そして山頂の様子、などとなるでしょう。

また、測量の途中で悪天候にあい、山で寒さの中すごすシーンなどはこちらも寒くなりました。

また、新婚の奥さんも登場するのですが、後半は手紙の送り主というだけになってしまいましたが。個人的には山頂を極めた所で小説への興味はなくなりました。地図作成ということ、そして中央での評価、ということもふれるべきなのはわかってますが。

しかし、長次郎らが山頂を極めるシーンがこの小説のクライマックスであり、そこまでの苦労の過程とあわせて、大きく胸を打ちます。

史実はネットで検索するといろいろでてきます。山岳会とのからみなどは史実ではないことがわかります。まあ、それは小説を読みながらもだいたい予測できたことですが。しかし、現実の柴崎氏が本当の事を語らなかった、ということで推測が史実となっているという感はあります。柴崎氏は長次郎なる人物は知らない、とまで言ってたそうだし、公式記録でも長次郎の名前はでてこない。それはそれでさまざまな人間ドラマがあったことでしょう。彼は本物の軍人だったわけですから。映画はまた史実とも小説とも異なるらしいのですが、ぜひ見てみたいです。

余談、登頂というと、やはり去年途中登山基地の小屋まで上ったマッターホルンのこと、そしてそこを登ったイモトさんの映像が忘れられないのですが、奇遇にも、ベルリンでみていたNHK WORLDの番組で、NHKの女性ディレクターがガイドとともにマッターホルンの山頂をきわめる、というのをやってた。その番組でももちろん日本人女性AYAさんはしんどそうではあったが、イモトさんほどに焦点があてられていたわけではなく、他の要素が番組のポイントではあった。
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