ライフ イン スウェーデン

スウェーデンでの日々の雑感、旅行記、サッカー観戦記、などなど。

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かもめ食堂 ねたばれあり

北欧といえば、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマークにアイスランド。
そのなかで、もっとも人気な国はどこかというと、フィンランド、だそうな。
イメージがいい理由は、ムーミン、らしい。
そして、数年前から、この映画、かもめ食堂、が一部の人には加わった、らしい。
全部語尾が非断定ですみませんが。

私のフィンランドのイメージはといえば、やはりスキージャンプの選手か。
そしして、私のブログに以前書いたTVスクランブルという番組で登場したフィンランドに永住している日本人男性のことかな。

そして、話題作でいつかはみようと思っていて、それより先に以前ヘルシンキに行った時にそのロケ舞台となったレストランにいって食事はすでに済ませており、さらに舞台となっている本屋にも連れて行かれたので、あとは映画を見るだけ、となっていた。

そして、かもめ食堂。

私の感想は、このブログの人の感想とほぼ同じ。

しかし、退屈で、え?もう終わり?と思ったけど、違うのは、見た後の気分、私の場合はまさにいい感じであった。

前述のブログの人はこの映画が支持されている理由としてこれらを考察している。

「ネット上のレビューの数の多さや高評価は、非常に限られた層(主には女性だろう)の、たいへん強い支持によるものだと考えられる。」
「まず第一に、この映画が北欧を舞台にしていることで、北欧にある種のあこがれを持つ人たちがこの映画を好んでいると思われる。」
「そして、北欧では、人々は時間に追われてあくせくとは生活しておらず、時間の流れがゆったりしているというイメージがあるが、この映画はそのイメージに沿って作られているため、一部のスローライフを愛するような人たちをひきつけているということはあるのだろう。」
あとは、フィンランドが知名度が低い点、おいしそうな食事(日本食とこちらのものといえばシナモンロールか)、美しくない女優などをあげていた。

私の場合はどれに当てはまるのだろうか?
まず、ヘルシンキにいったことがある、知ってる場所が映っているというのは単純に嬉しい。
そして、乗ったフェリー、シリアラインも映っている。
実際、ロケ現場にいったことも関係あるだろう。
ちなみにそのレストランは普通の店で魚のクリームソース煮込みを食べたが、味も値段も可もなく不可もなしだった。
あと、小林聡美さんは私の心に鮮烈に残る女優である。というか、子役の時に出た「転校生」だけなのだが、その映画でいきなりおっぱいをさらしているのだがそのシーンはいまでも覚えている(1982年の映画なんだが、、)
そしてこの映画でもなかなかいい味だしてた。

彼女のフィンランド語が正しいのかどうかももちろんわからないが、フィンランド語ぺらぺらで、いい部屋をヘルシンキで借りて、そしてあのような店が持てる、という人物のたどってきた人生を想像するのはちょっと楽しかった。そう、お金持ちの娘さんが、ほにゃらら大学でフィンランド語を勉強して、フィンランド人にであってこっちにきて、そしてお約束の、、てなストーリー。

そして、現実のストックホルムの日本人経営の日本料理店のことを合間に考えるのも楽しかった。とある店主とは長い付き合いで、私的な誕生日会などにも呼んでいただいたり、また、別の寿司屋でも昔有名店を経営していた人や現役の他の店の主人などと知己を得たりして、この国に昔にきた個性的な人たちとお話しすることができた。女性でもがんばってこちらではやりの店を開いている人もいる。前いた町の寿司屋のおかみさんなどそうだろう。

フィンランド人がどれだけ日本料理が好きなのかどうかはわからない。スウェーデンで日本料理といえばスシ、次は寿司、その次はすし、そんな感じである。スシのネタも8割がサーモンである。しゃりはでかければでかいほど喜んで日本のまともなスシのサイズだとネットのレストラン評価でけなす、というレベル。もちろん、町には王様寿司スシキングだのアサヒビールのロゴをぱくっているとしか思えない朝日寿司だの非日本人系寿司屋があふれているが。ちなみに、こちらで働いている知人の日本人女性が、日本から偉い人がくるので営業接待しないといけなくて、その人たちが日本料理を食べたいといっているのでおすすめの店を知らないか?と聞かれて、私がこの町で一番まともだと思う店を伝えた。しばらくたって、その偉い人たちは、その店の日本料理に全く満足しなかったというお話しを聞いた。残念ながら、この町のレベルはそんなもんである。デュッセルドルフならよかったのにね。というか、短期滞在ならわざわざ日本料理屋なんかいかずにこちらの自慢のヘラジカステーキでも食ってればいいのにねえ。

で、ラストでかもめ食堂が大盛況になったのは素敵なイベントだと思うが、かといってプールでの拍手は余計だったかとも思う。

ちなみに私は北欧への憧れもなければスローライフとは無縁の人生を送ってきたし、この映画のスローライフぶりにひきつけられたか、というと?なのだが、森のシーンや、海辺で猫を渡されたりするシーンなどはコミカルで楽しかった。あと、撮った季節がいいよね。私がいった冬だとまた違う雰囲気だよヘルシンキも。

あと、有名な北欧雑貨、皿やマグカップもでてたし、マリメッコも登場して(というか私は見てももちろんわからなかったのだが)そういったところは北欧雑貨、北欧ライフスタイルファンにはさらにこの映画が人気があるところではないだろうか。私の食器棚にも、この映画にもでてた小さなさなぎか染色体の一部が並べられたような図柄の皿(ARABIA 24h)があるが正直あまり好きではない。

そうそう、ガッチャマンの歌、私はリアルタイムでみていたおっさんなのでこのつかみにはひっかかった。今の若い人には知らない、シュパーシュパシュパシュパー、うなーるエンジンー、という名曲もあるぞよ。

あの日本語が話せるおたくっぽいフィンランド人を、主人公が「あの日本かぶれの人」と言ったのには笑った。似たような青年が前に住んでいた町にいたよ。

ちなみに、仕事上多くのフィンランド人と働いてきたし、プライベートでもであったが、あまり悪い印象はなく(ひとりとんでもなくろくでもないフィンランド系がいたが)、我慢強いという印象もある。ちなみに、フィンランドの歴史自体は、ずっとスウェーデンの一部で、その後も隣の大国ロシアとの間で大変であった。有名な狙撃手もいて、その人に関する文章は好んで呼んだ。彼がなぜそんなにうまいのか?という質問にたいして、練習だ、と一言答えたらしい。

というわけで、フィンランドや北欧自体、そしてそのライフスタイルに全く思い入れがない私も現在北欧在住ということもあり、楽しく見ることの出来た一品でした。私の場合、あの3人が美しい女優3人だった場合、より評価が高くなったかもしれません。
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コメント


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Finska

この映画、私は辛口の星二つでしたが、在ス時代に見ていたら星三つだったかもしれないです。設定はかなり滅茶苦茶でしたが、協力な3人の女優のお陰で、独特の雰囲気の映画になっています。 あのおにぎりが非常に旨そうです。

Arvika | URL | 2013-01-27(Sun)21:07 [編集]


Re: Finska

Arvikaさん

コメントありがとうございます。
私も日本に帰国した後にこれをみたら☆ふたつだったかもしれません。
起承転結に乏しいこの映画のこの独特の雰囲気をどうとらえるかは、ひとそれぞれでしょうね。
食べ物に関しては、南極料理人、という映画のほうがインパクトがありました。
あれは食に飢えた極地での日本人が生活の唯一の楽しみ、という欲望と直結した凄みがありました。
フィンランドでの日本料理屋にたいするフィンランド人の関心はどんなもんかはわかりませんけどね。
ま、日本で日本食を食うのが一番です。

> この映画、私は辛口の星二つでしたが、在ス時代に見ていたら星三つだったかもしれないです。設定はかなり滅茶苦茶でしたが、協力な3人の女優のお陰で、独特の雰囲気の映画になっています。 あのおにぎりが非常に旨そうです。

Maggie Q2000 | URL | 2013-01-28(Mon)06:37 [編集]


ちょっと不思議

北欧5ヶ国のうち、最も人気なのはフィンランド、これほぼそうだと
思います。首都圏エリアで出会った北欧好き&北欧関係の方、
6~7割フィンランド派な印象でした。
そしてムーミン好きに加え、かもめ食堂からフィンランド好きに
なった方が多い、というのもかなり間違いないと思います。
ムーミン、かもめ食堂、もしくはマリメッコ的な。

個人的にかもめ食堂は、舞台がフィンランドというだけで
日本の映画と認識してました。感想も、まぁ可もなく不可もなく、
あこれで終わりなんだ、っていう。

ところがこの映画、DVDを貸してくれたのが40代の男性でして、
しかも「自分が今まで見た映画の中で一番!」と目を輝かせながら
貸してくれたんですよ。なので返す際に、感想を伝えるのに
ちょっと困りました。

さらに日本で北欧系のお仕事やってらっしゃる40代の男性、
かもめ食堂がきっかけ!という方が複数いらして、
サブカル系(という表現があってるかどうか、スポーツより
インドア好きというタイプの人)のこの世代の男性がハマる何かがあるのか…?
という不思議感があります。

ちなみに私のフィンランドのイメージは…リトマネンです (`・ω・´)キリッ

Morotskaka | URL | 2013-02-03(Sun)23:42 [編集]


Re: ちょっと不思議

Morotskaka さま

コメントありがとうございます。
女性の場合、北欧グッズの魅力もあるとおもいます。
男性の場合、ムーミン、といってしまうとちょっとあれですが、子供の時に見ていたあの世界観は心に残っていることと思います。
「可もなく不可もなく」というのは非常によくわかります。
私もスウェーデン在住で他にいろいろ考えが勝手に展開しなければ、ええ?これでおわりかい??の思いがより強くなったことと思います。
少なくとも、「自分が今まで見た映画の中で一番!」とは全く私も思いませんでしたが、そういう、一部の人の心を強くとらえるなにかがこの映画にはあったのかなあ。
そしてそれをきっかけで北欧系のお仕事、というのもすごい影響力だなあ、と思います。
私に人生を変えるほどの影響力を与えた映画は、、というと、正直、ないのですが、遠き落日という映画には強く心を揺さぶられました。また、例えば野茂英雄選手の生き方などは強いあこがれをもっていましたし、今でも私の中のヒーローで、それを受け継ぐのがやはりイチローですね。そしてサッカーでは現在進行形で若者たちのヨーロッパでの頑張りにある意味感動しております。
実はフィンランド代表についてはあまり知らなくてリトマネンという選手も今ぐぐって知った程度ですが、日本でいえば三浦カズ選手的な感じですかね。彼ももちろん憧れの人です。


> 北欧5ヶ国のうち、最も人気なのはフィンランド、これほぼそうだと
> 思います。首都圏エリアで出会った北欧好き&北欧関係の方、
> 6~7割フィンランド派な印象でした。
> そしてムーミン好きに加え、かもめ食堂からフィンランド好きに
> なった方が多い、というのもかなり間違いないと思います。
> ムーミン、かもめ食堂、もしくはマリメッコ的な。
>
> 個人的にかもめ食堂は、舞台がフィンランドというだけで
> 日本の映画と認識してました。感想も、まぁ可もなく不可もなく、
> あこれで終わりなんだ、っていう。
>
> ところがこの映画、DVDを貸してくれたのが40代の男性でして、
> しかも「自分が今まで見た映画の中で一番!」と目を輝かせながら
> 貸してくれたんですよ。なので返す際に、感想を伝えるのに
> ちょっと困りました。
>
> さらに日本で北欧系のお仕事やってらっしゃる40代の男性、
> かもめ食堂がきっかけ!という方が複数いらして、
> サブカル系(という表現があってるかどうか、スポーツより
> インドア好きというタイプの人)のこの世代の男性がハマる何かがあるのか…?
> という不思議感があります。
>
> ちなみに私のフィンランドのイメージは…リトマネンです (`・ω・´)キリッ

Maggie Q2000 | URL | 2013-02-04(Mon)07:12 [編集]


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