ライフ イン スウェーデン

スウェーデンでの日々の雑感、旅行記、サッカー観戦記、などなど。

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映画 歓びを歌にのせて ネタバレあり

DVDで映画 Sa som i Himmelen 邦題、歓びを歌にのせて を鑑賞しました。

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画像はhttp://jooannas.blogg.se/2009/january/sa-som-i-himmelen.htmlから
スウェーデン語の題名を日本語訳にすると、まるで天国にいるかの如く、です。
そのブログ先で一つの山場のソロの歌声が聴かれます。

これはスウェーデンで作られた映画で、主演俳優はスウェーデンでも人気の俳優、その後ハリウッド版ドラゴンタトゥーの女でも重要な役を演じています。

あらすじはこんな感じ

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=323809 からの説明を引用
「本国スウェーデンで大ヒットし、2005年のアカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた感動ドラマ。世界的な指揮者の主人公が、心身共に疲弊した末に引退して戻った故郷の小さな村で、純朴な人々と音楽を通じて交流を深めるうちに、再び音楽の歓びを呼び覚していく姿を描く。
 天才指揮者として世界的に大きな名声を得ているダニエル・ダレウス。しかし想像を絶するプレッシャーと過酷なスケジュールのために彼の肉体と精神はもはや限界に達していた。そしてついに彼は第一線から退くことを決断する。すべてを捨てた彼がたった一人で向かった先は、幼年期を過ごした小さな村ユースオーケル。ここで静かに余生を送ろうとしていたダニエルだったが、やがて地元の聖歌隊を指導してほしいと頼まれる。最初は抵抗を感じたものの、素人ばかりの彼らが心から音楽を楽しむ姿に触れ、次第に彼自身も音楽の素晴らしさを改めて実感していくのだった。」


160万人のスウェーデン人が見た映画だそうです。日本でも映画館やWOWWOWで放映されて、ネットでも多くの感想がヒットします。

いつものようにネタバレありでいきます。

冒頭のシーンの展開はテンポよく、幼少自体の彼が自然の中でバイオリンを弾いていて、くそがきどもに殴られるシーンから始まり、指揮者としての名声を得て、ついには鼻血を出しながら指揮したりぶっ倒れたりと続き、そして、スウェーデンの雪のド田舎の村、ふるびた廃校の前に立つシーンに移ります。
その場所こそ、彼が育った村、そして、去った村です。
スーパーマーケットICAに入ると、レジのお姉さんがいきなり泣いていて、そのレナとダニエルの出会いはそこから始まります。
最初はちょっと聴くだけということで町の聖歌隊の歌を聴きますが、町の人の希望どおり、彼がその聖歌隊を指導しはじめます。
ぶったおれる直前にオーケストラにおまえら意味がない、とどなっていた彼がド素人の指導を0から始めることになりました。

そして、そこからさまざまなドラマが楽隊の参加者とその家族に同時多発的に起こります。

山場のひとつは、発表会でのガブリエルのソロ。

Jag vill känna att jag levt mitt liv
私は私が自分自身の人生を生きてると感じたいの。

そう彼女は歌います。家では旦那のDVに怯えていましたが、結局彼女は家を出ます。

そのDV男性は、スウェーデンの俳優であり、コックであり、テレビの素人コック番組の審査員をしていたり本を書いていたりで今こちらでは有名な人なのが個人的にはおもしろい点でした。

また、牧師とその妻の関係にもひびがはいります。その妻がパーティーで踊り狂うシーンも秀逸です。

そしてレナ、何度も男に騙され、そして最後、ダニエルに惹かれます。
一緒に自転車に乗ったりするシーンはスウェーデンの自然の映像もみられて素敵です。

そして、彼女が裸になり湖で泳ごう、というシーンでダニエルは逃げます。

そのあと、聖歌隊ハインスブルグの大会に参加、その地で、二人は理解しあいます。

そして、クライマックスが美しい。

これはあえて書かずにおいておきます。このクライマックスだからこそ、これだけ多くの人が映画館に足を運んだのだと思います。

そして、最後の最後の場面。


ダニエルが最後に自分自身の人生の意味を確認して決着をつけたことがそのシーンで象徴されていました。

ダニエルが、田舎の村で人々に起こした波紋、そして、人々の心の動き。それぞれの人が違ったトーン、音をもっていて、それを探そう、そこがダニエルが与えた聖歌隊のスタートであり、そしてその音をみつけ、それぞれの音が調和し、大きな感動を呼ぶこと。そして、歌うという活動を通して自分自身の人生をみいだし、新しいステージに勇気をもって踏み出す田舎の人たち。また、精神的に障碍をもつ若者が途中から最後にいたるまで鍵となっております。彼をあたたかく楽隊に受け入れ、そして、彼もその一員として大きなハーモニーの一部となっております。

スウェーデンの人たちがどういった気持ちでこの映画をみたのかは推測にしかなりませんが、音楽がもたらす感動は世界的に普遍的であり、また、やはり、ダニエルを迎えそして変わっていった田舎の人たち、とくに女性に共感したのではないでしょうかね。そして、変わることができなかった、パートナーの変化に対応できなかった男たちは悲惨にもおいてきぼりにされます。

主演のふたりの演技には好感がもて、ソロの歌声も人の心を動かすものがあります。

スウェーデンが好きな人もそうでない人も借りることができるのなら見ておいた方がいい映画といえるでしょう。

映像の中のスウェーデンのこれから失われるかもしれない自然や村の人々の姿、それはステレオタイプされたものかもしれませんが、スウェーデンの心のふるさとといえるかもしれません。


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