fc2ブログ

ライフ イン スウェーデン

スウェーデンでの日々の雑感、旅行記、サッカー観戦記、などなど。

このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク -

ランチタイム

中国人の若い女性と職場のランチルームで一緒に昼食を食べていて、漢字の筆談となった。僕が知ってる中国の都市、天津とかを書いたり、日本のこの都市は中国語でどんな発音か、とかそういった話である。彼女は中国で使われている簡略された漢字を書いたり。
彼女は吉林からきたそうで、これを日本語ではどう発音するのか?と聞かれ、キツリンかな、と答えた。中国語ではちょっと違うらしい。東京はトンキンかなと思ったらキンが濁音がはいってた。
で、彼女から、せっかく日本人が周りにいるので、日本語を勉強してみようかな、どうしたらいいかな?と聞かれ、まずは本屋で日本語学習初心者用の本を買うのが一番だろうね、あとはネットで探せば色々あるんじゃないかな、と答えた。発音はどうしたらいい?ときかれ、まあ、単語だけならグーグル翻訳で聞けるけど実際の文章となると誰か日本人のチェックがいるだろうね。実際のところそれほどモチベーションはないだろうから日本語学習を始めるかどうかはわからないけど、ヨーロッパの人が勉強するよりは、漢字を覚える必要がない分楽かもね。そういえば、漢字の漢の発音も濁音が入ってたな。日本人が中国語を勉強するのはどうなんだろう?ま、楽ではないだろうね。日本、という発音すら難しい。

為末大さんのツイッターで、努力ということに関して彼の率直な普通な意見に対して様々な反論があった。
多国語の語学学習に限ると、年齢、環境、才能、努力、これらのファクターで決まるのは間違いなさそう。語学学習、すなわち、読む、書く、話す、聞く、日本人は英語でも何語でもこの順番にあやしくなっていく。
4歳の日本人の子がスウェーデンに来て、あっというまに聞くのも話すのも先を越されたことがある。それはもう仕方がない。脳みその柔らかさが違うのだろう。努力といえば、具体的には、同僚とひたすらしゃべったりテレビのニュースを聞いたり、本やネットでスウェーデン語にひたすら触れる、というのが大事なのはいうまでもない。でもやはり、ネイティブレベルへの道のりは険しい。

こっちにきた年から知ってる日本語が話せるスウェーデン人の若者も、久しぶりにあって話したらボキャブラリーは独特な方向へむかってはいるが、やはり、まだまだ、外国人の話す日本語である。ちなみにスウェーデン人アーティスト、YOHIOの話す日本語は数ランク上であった。人に対してはえらそうなことをいってるが私のスウェーデン語も日本人の話すスウェーデン語の域を未だこえない。

まあ、明日からいきなり話せるようになるものではないので、こつこつ、これしかないよね。
関連記事
スポンサーサイト



PageTop
| このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク -

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

母国語と第二語学ですかね。

多言語はなかなか面倒ですが、ひとつ、芯になる言葉があればそのレベルまでは努力すればいけるので、まずは母国語、そして英語をちゃんとやるのがいいな、と、思ってます。日本語はもちろん、英語か第二語学が中途半端で、他言語に手を出して上手く行った人は見たことがありません。

MB Da Kidd | URL | 2013-10-31(Thu)09:39 [編集]


Re: 母国語と第二語学ですかね。

MBさん

コメントありがとうございます。
私の場合は、第二外国語として大学の教養学部ではドイツ語を勉強したのですが、2年終わった段階ではテキストを読んだり文章は作れたのですが、その後まったく勉強しなかったので0になりました。せっかく動詞の不規則活用など暗記したのにもったいないことをした、とは思うのですが、やはり、勉強を継続する目的がなければしないですよね。英語に関しては中学高校に勉強した貯金でやっていってるようにも思いますが、必要に迫られてTOEFLの学習もしたこともあり、やはり、いまだにスウェーデン語よりはましですね。30歳を過ぎてからの新しい言語の語学の学習はやはり脳みその柔らかさとの勝負といった感じです。
日本人が英語以外に勉強するといえば、スペイン語ポルトガル語、イタリア語ドイツ語フランス語でほとんどでしょうけど、まあ、どれも楽ではないでしょうね。

> 多言語はなかなか面倒ですが、ひとつ、芯になる言葉があればそのレベルまでは努力すればいけるので、まずは母国語、そして英語をちゃんとやるのがいいな、と、思ってます。日本語はもちろん、英語か第二語学が中途半端で、他言語に手を出して上手く行った人は見たことがありません。

Maggie Q2000 | URL | 2013-11-01(Fri)02:59 [編集]


お疲れ様です。自分は海外での仕事は英語のみでしたが、それでも十分大変でした。重要な連絡事項を聞き落していたり、一人だけジョークが分からなかったり(笑いのツボが違うというのもありましたが)と、困った事は数知れずです。
ただ、英語非ネイティブの国の出身者で、国際的に活躍している人のインタビューなどをTVで聞いてみると、結構有名人でも凄い英語を喋っていたりするんですよね。喋り出して30秒くらい経ってから「ああ、この人英語喋っていたんだ!!」みたいな。究極的には仕事の中身で勝負なのかな、とも何となく思ったりもします。そう言えば山中教授もそこまで流暢な英語ではありませんでしたね。(同僚だったアメリカ人がボソッとつぶやいてました)

もと隣人 | URL | 2013-11-02(Sat)01:15 [編集]


Re: タイトルなし

もと隣人さま

コメントありがとうございます。お元気そうでなによりです。
そういえば10月のはじめのほうに昔住んでた町に仕事でいったんですが
紅葉がきれいで、ああ、こんな町にまた住みたいな、なーんて思いました。うそですが。
研究者の英語に関しては、まさにコミュニケーションのツールであり、論文も形式を整えて、あとは英文チェックにだして、それでいいですし。
ただ、海外の学会での発表、質疑応答が怖いですよね。何を聞かれてるのかさっぱりわからない、そんな経験で泣きを見た日本人は山ほどいると思います。
ちなみに、私はSFでの学会で発表後の質問がわからず、おもわず口に出た言葉は「アーシェクタ?」てんぱってたんでしょうね。
もちろん大切なのは中身です。そしてその中身をひっさげてあちこちで話せばちょっとはましにはなってくるでしょう。

> お疲れ様です。自分は海外での仕事は英語のみでしたが、それでも十分大変でした。重要な連絡事項を聞き落していたり、一人だけジョークが分からなかったり(笑いのツボが違うというのもありましたが)と、困った事は数知れずです。
> ただ、英語非ネイティブの国の出身者で、国際的に活躍している人のインタビューなどをTVで聞いてみると、結構有名人でも凄い英語を喋っていたりするんですよね。喋り出して30秒くらい経ってから「ああ、この人英語喋っていたんだ!!」みたいな。究極的には仕事の中身で勝負なのかな、とも何となく思ったりもします。そう言えば山中教授もそこまで流暢な英語ではありませんでしたね。(同僚だったアメリカ人がボソッとつぶやいてました)

Maggie Q2000 | URL | 2013-11-02(Sat)08:53 [編集]


管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2013-11-09(Sat)05:34 [編集]