ライフ イン スウェーデン

スウェーデンでの日々の雑感、旅行記、サッカー観戦記、などなど。

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舟を編む ネタバレあり

旅先で読んだ本

旅先で読むとその時の景色ともシンクロしていい思い出になる。

昔、西村京太郎をクロアチアの島で読んだのも忘れられない。

ところで、三浦しをん まほろ駅前多田便利軒は小説も映画も好きな一品である。

で、舟を編む、2012年本屋大賞 すでに映画かもされているがまだ見てはない。

ネタバレ全開でいきます。


アマゾンで他の人の書評も今読んだけど、たしかにストーリーとしてはすべてが予定通り、予定調和である。
(大辞典編纂という、ここはオリジナルね)困難に立ち向かっていく、一風変わった主人公と美しい女性との出会い、恋の成就、そして先輩の病気と達成直前の死。そして、目標達成の満足感。

しかし、読み終わった後の暖かい満足感はやはり本屋大賞。
これが三浦しをんワールドなのだろう、といってももっと他の作品も読まねばならないがちょっと手に入らない。

ふたつのサイドストーリーも主人公のストーリーをうまくサポートしている。

主人公は馬締、まじめ、そしてヒロインはかぐや、そして猫のとらさん。ふたりが結ばれるシーンは何度も読み返したがやはり笑えてそして泣けてくる。後は大辞典ができるまでの道のりを楽しむ。

おすすめ度はかなり高く、映画評をみても見たくて仕方がない一品である。


余談
私は辞典は編纂したことはないが、学術論文を書くのは仕事のひとつである。これも、地道なデータ収集とその分析、なんとか仕上げた最初の草稿、ドラフトから、共著者とのやり取りでまさにそれが一歩一歩熟成されていく。その中で共著者との確執すら生まれることはあるし、理不尽、うっとうしいと思われるほどの課題を乗り越えたときーそれは数ヶ月のときもあれば数年越しのこともあるー論文はより価値のある物になり、さらに共同研究者との絆が深まる。そういった過去そして現在の戦友が日本にも、他の国にも、今の国にもいる。そこにはお互いの信頼が今でも残っている。そうやって出来上がった論文を学術雑誌に投稿してからは、今度はレビューワー、エディターとの駆け引き。そこでも理不尽なこと、弱点を図星されることもあるが、改良への道しるべをその道のエキスパートが示してくれて、さらに辛い時間がはじまる。そして書き直したものがアクセプトされたというメールを受け取る瞬間が研究者としては最高の一瞬。そして一瞬喜んだらまた次の論文へ意欲を新たにする、その繰り返し。






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