ライフ イン スウェーデン

スウェーデンでの日々の雑感、旅行記、サッカー観戦記、などなど。

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引っ越し祝いパーティー/選挙ねた

昨日は夜、ボスの引っ越し祝いパーティーに招かれたので出席。

ちなみに以前ブログで書いたこのボスが同じエリアでより上階の新築に引っ越したというわけ。

お土産のシャンパンを渡して、景色の良いベランダで飲みつつポテチやきゅうりにんじんをかじりつつトーク。
食事はスモークサーモンやピザなど、そしてデザートは手製アップルパイ。

シャンパン赤白ワインビールと飲みすぎ食い過ぎました。



談笑タイム。

同僚のご主人とさしで話していて、政治の話題になった。本来政治の話はしないというのが無難なのだが、私が話す前に、数人で散々政治の話をしていたのを横目で見ていたのでまあ、いいだろうとおもい話をふった。

そこから聞こえてきた言葉は、今回の結果は、ズラタンをベンチに引っ込めたようなもんだ、と。
この言葉、ツイッターでも流れてました。
ようするに、スウェーデンの優秀な穏健党の政治家が選挙の敗北で党首をやめたり政界から身を引いたことをさします。
個人的にも、「元溶接工で12年の党首就任まで労組代表」の次の首相候補の印象はまさに労組のおっさん以上でも以下でもないんですけどね。

で、選挙の結果どう思います?とストレートに聞く。

ーーーーー
ちょっと残念なこともあるし、変化もあった。与党連合も負けて政権交代だろうからね。
今回、スウェーデン民主党が13%の支持を集めたんだ。

スウェーデンでは、基本的にはどんな事柄でもオープンにディスカッションしてきたんだ。
例えば、福祉のことにしても、教育のことにしても。
それがスウェーデンの政治の土壌であり、いい点だったんだ。

でもな、今、外国からの移民が増えてきている、そして、それに関しては教育や住む所、仕事の保障や文化的な違いをどうしていけばいいのか、そして、このままいけば彼らが国民の30%という日もくるだろうから、色々な意味で議論しなければいけないんだ。それは国民もみんなわかっているんだ。

でも、今、スウェーデンで、移民問題、、と口にしただけで、お前は移民問題に何か意見するのか、そんな話はしたくない、お前はレイシストだ、という風に、まったく議論にすることもはばかれるようになってしまったんだ。

そして、いまある政党のうち、一つ以外の党もそれと全く同じ姿勢だったんだ。党首会談でも下を向いて、スウェーデン民主党の議論の呼びかけにも無視してきた。
結局、移民という問題に、これからのスウェーデンの形ということを真面目に議論や政策をもっていたのはスウェーデン民主党だけだったんだ。

だから、彼らがそもそも極右のグループがその母体だろうが、この問題で現在の与党、政党に失望した人はスウェーデン民主党に票をいれざるをえなかったんだ。それで、彼らがこの国の第三党になったんだ。

ーーーーーーーーー

スウェーデンの今、での解説はこちら。
国政選挙の開票結果  より引用

(引用開始)
「Sommartal(夏演説)と呼ばれるこの演説では、通常は秋から始まる国会での意気込みや政策方針を説明するのだけれど、今年は選挙が直後に控えており、選挙キャンペーンの一環としての位置づけがあった。穏健党の党首であるラインフェルト首相は、その演説の中で難民受け入れへの理解を国民に求めたのである。まず、イラクやシリア、ガザにおいて人道的な状況が深刻化していることに触れ、スウェーデンへ庇護を求める難民の数も大きく膨らむだろうと述べた。そして、「スウェーデンの人々にお願いしたい。心を開いて、危険に晒されたこれらの人々を迎え入れてほしい。戦乱から逃れようとする難民の数はユーゴスラビア紛争の時の数に匹敵している。ユーゴ紛争の時に私達が多くの難民を受け入れたことを思い出してほしい」と続けた。また「それには大きな費用が掛かる」とも触れ、しかし、スウェーデンにはそれだけの経済的余裕があることを説明したのであった。

私は彼のこの演説はとても良いものだと感じた。難民の受け入れには費用が掛かる。これは当然のことだ。住居を確保したり、生活保障をしたり、スウェーデン語の教育も提供しなければならないため、短期的には費用がかかる。しかし、スウェーデンの多くの政党はこれまでその費用について触れるのを避けてきたように思う。場合によっては、費用が掛かることすら認めようとしないケースもあった。そして、その点をスウェーデン民主党が突いて「こんなに費用が掛かっているんだぞ」と批判し、彼らの支持が伸びる一つの要因になってきたと思う。この点は私もヨーテボリ大学の同僚と何度か議論しかことがあるが、費用が掛かることは事実として認め、その上で、戦乱を逃れてきた人を人道的に受け入れるのは意義があることだし、長期的に見ればスウェーデン社会や経済にとってもプラスになることを国民に説明していくべきではないかと思っていた。

だから、ラインフェルト首相がそれを明確に発言したのはとても良かったと思うし、これで、「費用が掛かっている」「いや、掛かっていない」といった不毛なやりとりに終止符が打たれると期待した。

一方、ラインフェルト首相の意図はもう一つあった。穏健党のところで触れたように、穏健党は今回の選挙戦において新たな歳出を極力拒んできた。失業保険の給付額上限が据置きされてきたのに引き上げるつもりはないし、年金生活者の所得課税の引き下げもするつもりがなかった。そして、その理由として、穏健党は増税をほとんどしないから財政的な余裕が無いことをこれまでは説明していたのだが、この夏演説でさらに、難民の受け入れには費用がかかるからということを自らの消極的なマニフェストの言い訳に使ったのである。

そのため、彼の夏演説はむしろ彼の意図とは逆の効果を持ってしまった。特に失業者や疾病給付の受給者、それから、低所得者層で経済成長の恩恵をなかなか感じられない人たちが、「自分たちの状況を改善してくれないのに、難民の受け入れに予算を使うのはおかしい」と感じ、スウェーデン民主党の支持率を逆に増やしてしまった可能性がある。」(引用終わり)

これ以上コピーもはばかれるので、スウェーデンの今で、民主党の躍進、ネオナチ性のトーンダウン、の項目を読んでください。

ちなみに私の同僚も、あの演説で穏健党は負けたんだ、首相の自爆だ、といってました。
私個人も、政権党のこのような立場を取らなければスウェーデン民主党に流れる票は抑えられたのではと思っております。
私の見解は、以前このブログでも書いているように「この国は、自発的に移民難民を受け入れたつもりかもしれないが、実際は、ほかの国々の植民地になって食い荒らされている」ですので、長期的にみても国が変質していくだけであり、それがプラスなのかといわれると反対意見です。

ーーーーーーーーーーーー
宴もたけなわで私も帰宅した。
週末の町の中心部は危険なのでもちろん迂回する。
ただ、この国がヨーロッパの中でも美しく、経済的にも安定し、安全な国であることは確かである。
今後どうなっていくのか傍観しつづけることになるでしょう。

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