ライフ イン スウェーデン

スウェーデンでの日々の雑感、旅行記、サッカー観戦記、などなど。

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「葉桜の季節に君を想うということ」  歌野晶午 ネタバレあり

「葉桜の季節に君を想うということ」  歌野晶午 ネタバレあり いきます。

読書の秋 イン スウェーデン

昨日、ネットで勧められた本です。

21世紀、ここはスウェーデン。読みたい本が、ネットで電子書籍としてぽんと購入できてすぐ読み始められる。便利な世の中になったものだねえ。

私は昭和世代。昔、本屋でよく読みたい本を注文しましたわ。。。

昭和は遠くなりにけり。 時は流れる。

しかし、そんな、ネットもなく、携帯もiPhoneもない、いろんなことが不便だった時代を知っていること、生きたことはじつは少し誇らしいことでもある。社会の成長、町の変化。技術の進化、そして、なーんにも変わらない人間。


とはいうものの、以前、嫉妬、ということに関してえらそうなこと書いたけど、もちろん多くの嫉妬の感情を抱えて生きております。日本でおいしいもの毎日くってるみなさんにももちろん。居酒屋で焼き鳥くってビール飲みながら野球中継をみているおっさんにも。
特に、若さ、への嫉妬は当然、年々増すばかり。特に、20代のみなさんは、うらやましいねえ。しかし、こればかりは、時計を止められないし、若返ることはできないので、はいおっさん、残念でした! で終わり。 そう 世の中とは残酷なものなのである。

で、この小説、早速ネタバレ全開でいきますので、今後読む予定の人はここでさようなら。



はい、もののみごとにトリックにひっかかりましたよ。


主人公、20代かと思っていたら、70のじーさんだった。
そして、他の登場人物も、はい、じーさんばーさんだらけ。

そこまでで画像イメージしながら読んでいたその、イメージが、そう、年齢としての設定が全て崩れ去り、残りはじーさんばーさんもーどで読み直さないといけなかった。

そう、そうだますように、序盤からこの小説とばしております。

最初の描写が、買春ですわ。射精ですわ。
ローバーミニ、ですわ。
ベンチプレスで80kgあげる腹筋われ、ですわ。
後輩きよしが、現役高校生、ですわ。(彼がたばこすったり酒のんだりしているのと、高校生イコール10代ではないといわれたらそれまでだが)
そして、愛子さんが、自分の旦那のことを「おじいさんが」というんだわ。
ふつう、主人、っていうやろ!
で、愛子さんの年齢ごとだまされる
そして、妹が金髪でどーとかとか、で、これも年齢を勘違いさせる。ハワイに友達と旅行とか、もう、読み返しても文句いわれないぎりぎりラインでだましてきてます。
読者のワレが勝手に年齢勘違いしたやんけ!若ぶっとるけど実年齢が若いなんて一言もかいとらんやんけ、と。
やくざですな。

というわけで、他の謎解きよりも、この年齢詐称でストーリーがすすんでそれがだまされるところがこの小説のきもで、ほかにもトリックはあるが、とにかくこれでしょう。

まあ、この手の小説は、だまされるために読んでいるようなもんで、で、そのだまされ方で爽快感を得られるか、どうか、という点なんですが

うーん、 正直、 びみょーーー やね。

やっぱり ずるいわ

というのが 正直な感想です。とくに、主人をおじいさんと第三者にいう、これはやっぱり反則。
え?普通なん?来客に、主人がなくなったこと、おじいさんがなくなった、ていう?


全く知らんかったんだけど、昔いろいろ賞をとった作品だそうです。
アマゾンの書評も1がやまほど、というほどではないので、みなさん、まあ、満足されたのでしょう。

他の人の書評を引用
引用はこちらのブログから http://www5a.biglobe.ne.jp/~sakatam/book/hazakura.html
本書には、事件(久高隆一郎の死、ヤクザ惨殺、そして“安藤士郎”にかけられた保険)の真相を解明するという謎解き的な要素もありますが、それ以上に読者を騙す叙述トリックの方に重点が置かれています。実際のところ、(1)“墓を掘る男”(例えば8頁~9頁)を安藤士郎と見せかける人物誤認トリック、(2)“麻宮さくら”と古屋節子を別人と見せかける一人二役トリック、(3)登場人物たちの年齢を誤認させるトリック、そして(4)成瀬のヤクザ修行を描いたパートの時代を誤認させるトリックという、実に四種類もの叙述トリックが仕掛けられており、綱渡りを成し遂げた作者の巧みな手腕が光ります。
(引用終わり)

墓堀りは、最初から出てきて、当然かんちがいよ。
そうそう、たとえば、二人とも相手を別人とだましていた、これは面白かった。
で、やくざ時代の活躍。これねえ、このトリックをいうか、惨殺のからくり(覚せい剤をコンドームに入れて飲み込んで死亡。共犯者に腹を割られて回収される)をみぬけなかったのは我ながら、残念やったわあ。これは高評価。
そう、やくざ時代の年代トリック。福岡ホークス、ああ、たしか巨人と日本シリーズしたわな、とだまされました。
まあ、悪くない。

しつこいようだけど、やはり(3)登場人物たちの年齢を誤認させるトリック、が あれやったねえ。

たしかに、最後、読むのが止まらなくなって、今、深夜ですわ。明日の仕事もあるのに。

というわけで、3)以外、楽しかったです。ていうかそれが小説のきもなんですけどね。

あと、そう、年取ってもやりたいことやっていきようぜ!てな感じでアラ70歳犯罪者ふたりが最終章でもりあがってますが、それは、まあ、この年齢トリックを正当化させるごたくでしかないわな。おとなしく余生を牢屋ですごせや、とくにばーさん、てな感じです。

というわけで、まあ、機会があったらこの作者のほかの作品もよんでもいいかな、てかんじです。

星は、うーん、3かな。

ご紹介ありがとうございました!


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コメント


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はじめまして

Maggie Q2000さん、はじめて貴ブログへ御邪魔します。
契機は↓です。
http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/d7b5dda75e9b7e450cc3daf7ffabbb0d
本文末節にて貴見が紹介されています。
今後は一読者として時々伺いたく存じます。
文が達者ではないので、気の利いたコメントはできませんが、何かの展開に役立つ限り、ということで以下質問します。
一:先日NHKの瑞国街角紹介番組にて、或る御宅にチベット国旗が掲げられておりました。瑞国では、チベットへの同情というのか、想いは一般的に親しいものなのでしょうか?チベットへの関心は日本と比較して顕著なのでしょうか?
ちなみに、下記ブログにてフィンランドの記事ではありますが、北欧とチベットの文化的接触について紹介されております。
http://shirayuki.blog51.fc2.com/blog-entry-755.html
御回答の有無は、何卒御都合の限りで。
それでは、今後益々の御健筆を祈念申し上げて止みません。
萬拝

masamune | URL | 2015-07-24(Fri)17:03 [編集]


Re: はじめまして

masamune様

ご訪問ありがとうございます。

ご質問の件に関して、

チベットに関して、この国で何か意見を聞いたことは私は全くありません。
旗も見たことがありません。
スウェーデン在住日本人女性が、フリーチベット、とネットで運動していたくらいです。

余談ですが、スウェーデンとチベットとの関わりと言えば、スウェーデン人探検家、スヴェン・アンダシュ(アンデシュ)・ヘディンが、1899年から1902年にかけて、タリム盆地および中部チベット湖沼地方の北部を探検した。ヴェその間、1900年に古代都市楼蘭の遺跡と干上がったロプノールの湖床を発見し、よく知られている「さまよえる湖」説を唱えるに至った。という歴史的な発見がありました。
他、スウェーデンの今、というブログで
「中国・チベット」がどのように伝えられているのか?
http://blog.goo.ne.jp/yoshi_swe/e/43fc794b8e0c7bd83423d448f4839e56
が説明されておりますが、私の見たところでも、スウェーデン人は中国という国についてほとんど何も知らないといっていいと思います。なので、チベットに関して知っている人もごく少数だと思われます。




> Maggie Q2000さん、はじめて貴ブログへ御邪魔します。
> 契機は↓です。
> http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/d7b5dda75e9b7e450cc3daf7ffabbb0d
> 本文末節にて貴見が紹介されています。
> 今後は一読者として時々伺いたく存じます。
> 文が達者ではないので、気の利いたコメントはできませんが、何かの展開に役立つ限り、ということで以下質問します。
> 一:先日NHKの瑞国街角紹介番組にて、或る御宅にチベット国旗が掲げられておりました。瑞国では、チベットへの同情というのか、想いは一般的に親しいものなのでしょうか?チベットへの関心は日本と比較して顕著なのでしょうか?
> ちなみに、下記ブログにてフィンランドの記事ではありますが、北欧とチベットの文化的接触について紹介されております。
> http://shirayuki.blog51.fc2.com/blog-entry-755.html
> 御回答の有無は、何卒御都合の限りで。
> それでは、今後益々の御健筆を祈念申し上げて止みません。
> 萬拝

Maggie Q2000 | URL | 2015-07-25(Sat)04:32 [編集]


拝復

Maggie Q2000さん、早速の御返事に感謝申し上げます。
ヘディン、そうでした!
多くの方に知られながら、うっかり?忘れられていました。
我々が瑞国を頻繁に想い出す訳では無いことと同様に、瑞国においては中国を含め逆も然り、ということなのですね。
もっとも最近ではLiLiCo女史がメディアに登場する頻度に応じて想い出す?機会が増えたように思われます。
特に瑞国映画を知る機会は、彼女が映画通として瑞国映画を紹介されることから非常に多くなった、と思います。
JAFで彼女の対談記事がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=xliFiMe_YIE
それでは、記事を楽しみにいたしております。

masamune | URL | 2015-07-25(Sat)06:50 [編集]


Re: 拝復

masamuneさま


動画拝見しました。
彼女が紹介している一つはこちらで大人気だったもので、私も見ました。
あまり熱心にはこちらの映画みてないので、これから見ていこうと思います。


> Maggie Q2000さん、早速の御返事に感謝申し上げます。
> ヘディン、そうでした!
> 多くの方に知られながら、うっかり?忘れられていました。
> 我々が瑞国を頻繁に想い出す訳では無いことと同様に、瑞国においては中国を含め逆も然り、ということなのですね。
> もっとも最近ではLiLiCo女史がメディアに登場する頻度に応じて想い出す?機会が増えたように思われます。
> 特に瑞国映画を知る機会は、彼女が映画通として瑞国映画を紹介されることから非常に多くなった、と思います。
> JAFで彼女の対談記事がありました。
> https://www.youtube.com/watch?v=xliFiMe_YIE
> それでは、記事を楽しみにいたしております。

Maggie Q2000 | URL | 2015-07-30(Thu)08:33 [編集]


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